賞金とクラス分け


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獲得賞金について

競走馬が走ってある着順以内にはいると賞金がもらえます。それが獲得賞金です。その獲得賞金は総賞金と本賞金という2つの表し方があります。

  • 総賞金
出走馬が5着以内に入ったときに支払われる賞金の合計。総賞金の80%がオーナーの収入、残りの20%が調教師、騎手などの収入になります。

  • 本賞金
クラス分けのときに基準となる金額で、レースで1着になると加算されます。重賞競走については2着まで加算されます。算出方法はかなり独特で以下のとおりです。
・賞金が1200万円未満・・・一律400万円
・賞金が1200万円以上・・・賞金の半額

(例)
実際に例としてAという馬が獲得した総賞金と本賞金を算出してみましょう。
戦績
総賞金
本賞金
新馬戦 1着600万円400万円(1200万円未満なので)
オープン戦 3着400万円0円(加算される着順でないので)
G3 2着1600万円800万円(重賞なので2着でも加算され、賞金が1200万円以上なので半額)
クラス

 柔道やボクシングなどのスポーツ同様競馬にもクラス分けがあります。これによって各競走馬が現在どのくらいの力があるのか、どういった条件の馬なのかなどが人目で分かります。また、力が接近した競走馬同士が戦うので白熱したレースが展開されるので、より競馬を盛り上げるという意味でも非常に重要なシステムです。 競馬においてのクラス分け方法の基本は本賞金です(本賞金については左の「獲得賞金について」で解説していますので、そちらをご覧下さい)。これによってどのような分類がされているか見ていきましょう。

新馬戦初めて走る馬のみのレースです。※
未勝利戦まだ勝っていない馬のみが走れます。初出走の馬でもOKです。新馬戦より賞金が低くなっています。
500万下本賞金500万以下(馬齢による)の馬のみのレースです。
1000万下本賞金1000万以下(馬齢による)の馬のみのレースです。以前は900万下でした。
1600万下本賞金1600万以下(馬齢による)の馬のみのレースです。
オープン上の条件をクリアした馬によるレースです。2、3歳戦は異なります。
未出走戦クラシックシーズンに入る3回中山、2回阪神開催期間のみ行われていた3歳新馬戦を指します通常の新馬戦とは条件は変わりませんが賞金が未勝利戦と同額でした。なぜ過去形なのかというと、平成15年をもってすべての未出走戦が未勝利戦に変わり、未出走戦がなくなったからです。

※平成14年までは同一開催以内であれば、勝つまでは何回でも出走できました。

詳しくは、JRAオフィシャルサイトの「競馬開催インフォメーション」→「競馬番組」へ
クラス分けと変動

 クラス分けはただたんに本賞金のみで分類されるわけではありません。時期や馬齢などで変動していきます。これをクラス変動といいます。またこれによってクラスが上がることを昇級、下がることを降級といいます。
 以下はクラス分けの早見表です。ただこの表は月単位で書いてますが、細かく言うと開催単位で書くべきなのですがそこまで書くと非常にややこしくなるためここではあえて書きません(開催日などを詳しく知りたい方はJRAのHPに行ってみてください)。
※青文字はクラス、表内の数字は本賞金の額です。また、部分には該当クラスはありません。


新馬未勝利500万下1000万下1600万下オープン
2歳6月中旬0




7月上旬00



7月下旬00


1万〜
8月中旬00〜500

501〜
3歳3月下旬
0〜500〜1000
1001〜
6月上旬
0〜500〜1000
1001〜
6月下旬
0〜500〜1000〜16001601〜
10月上旬

〜500〜1000〜16001601〜
4歳1月上旬

〜500〜1000〜16001602〜
6月下旬

〜1000〜2000〜32003201〜
5歳以上1月上旬

〜1000〜2000〜32003201〜


 以上の表を見てもらう通り、かなりややこしくなっています。そこで、実際にAという馬が戦績によってどういったクラス変動をしたかを例として見ていきましょう。ただしこのAという馬が実在したかどうかは知りません(^^; 
 なお()内は獲得した本賞金の合計です。

  • 2歳時のクラス変動
 2歳の8月にデビュー、新馬戦を勝ち(400万)すぐにオープン入り。9月のオープン戦は惜しくも2着で10月に入り500万下に降級、同月の500万下戦を3着、11月の500万下も5着で翌年まで休養される。

  • 3歳時のクラス変動
 明け3歳になって復帰したA馬は3歳3月に500万下2着、4月に1着となりオープン入りする(800万)。5月には重賞に挑戦、しかしここでは相手が強く6着に敗退し、6月に入って900万下に降級する。ところが6月の900万下をいきなり勝ち(1500万)、またオープン入りする。が、ここで怪我をしてしまい、9月まで休養することになる。9月に復帰したときには1600万下に降級、復帰戦を8着、10月に5着といいところがなかったが11月の重賞に思い切って出走、大健闘の3着に入りそのままの調子で同月の1600万下に出走、見事優勝し(2400万)オープン入りを果たす。

  • 4歳時のクラス変動
 3歳時にオープン入りを達成したものの、オープン戦では厳しい戦いが続く。4歳初戦の2月オープン戦では7着、3月8着、5月5着となかなかいいレースができずじまいであった。疲れも出てきたので休養に入り、9月に戻ってきたときにはまたまた1600万下に降級、しかし相手が弱くなったので初戦3着に入り、次のレースも2着、この勢いを借りて重賞に挑戦、見事2着に入り、賞金も加算され(4550万)これ以後引退するまでオープン馬として走ることになった。

 どうでしょう?お分かりいただけたでしょうか。この他にも実際の馬の戦績を見て慣れるのもひとつの方法だと思います。