開催の流れ


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 実際にレースはどのようにして行われているのでしょう。それを競走馬と騎手とに分けて見ていきます。競走馬と騎手がレース開催の時に行う一通りの流れを図にしましたのでこれを見ながら説明を読むと分かりやすいかと思います。

競走馬

騎手
@トレセンから輸送
C調整ルーム


A競馬場入り
B装鞍所
D前検量
Eパドック
F本場馬入場
Gレース

H採尿
(3着まで)
I後検量
(7着まで)
@まず、競走を控えた馬はその10日前(未出走馬の場合は30日前)にトレーニングセンターに入って調教師の管理下に置かなければなりません。これを入厩(にゅうきゅう)制度といいます。

A競走当日、馬はトレーニングセンターから競馬場まで馬運車と呼ばれる専用トラックで運ばれます。競馬場に到着すると競走馬治療所に入り、そこで獣医委員によって馬体検査が行われます。馬体検査とは公正な競走を施行するために馬の健康面その他を見る検査です。そこで確認されることは、まず個別鑑別、つまり番組通りの馬であるかということを性別、毛色、その他の特徴から判定するのです。次に疾病の検査、保養などのチェックが行われます。ここでもし異常が認められた場合には出走取り消しをされることがあります。

B競走馬治療所での検査を通過すれば発走時刻70〜90分前までに装鞍所に集合することになっています。ここでも先述と同じような馬体検査が行われますがその他にも馬体重の測定、蹄鉄の検査、馬装具の検査も行われます。そしてここで鞍とゼッケンが装着され、出走予定馬として職員の管理下に置かれることになります。そして時間が来れば厩務員に引かれてパドックに移動することになります。

Cレースの前日、出馬投票締め切り後の1時間以内に調整ルームというところに入室しなければなりません。ここはレースの公正さを守るために外部との接触が一切できないことになっており、騎手がレースに向けて心身の調整にはいるところでもあります。体重を減らすための温泉やサウナもあるそうです。調整ルームは競馬場、トレセンにあります。金曜日にトレセンの調整ルームに入った騎手は翌土曜日に競馬場に移動することになります。

Dレース前に委員によって騎手は前検量を受け、負担重量などが確認されます。異常がない場合は次のパドックに移動します。

Eパドックは各競馬場に1つあり、通常はスタンドに囲まれた小さなトラックのような場所で出走馬たちは厩務員や関係者に引かれて周回します。一般的にパドックで馬体を見ることで調子や体調などが分かるといわれているので、馬券を買う人などが予想に役立てている姿が頻繁に見受けられます。そして「止まれ」の合図があると出走馬に乗る騎手がやってきて実際にまたがって次の地下馬道に向かいます。馬によっては騎手に乗るとたちまち気合いが乗って逆に悪影響な場合もあるのでそういう場合は騎手を乗せずに地下馬道へ行きます。

Fパドックから地下馬道を通り、騎手は馬と共に本場馬(いわゆるトラック)に入ります。そこで返し馬というウォーミングアップが行われ、そのままスタート地点へ向かいます。

G発走時間になると発走委員(スターター)台に上って旗を振ることによってファンファーレが鳴ると同時に各馬がゲートインします。そしてゲートが開くとともにスタート。レースの間は採決委員がレース全体を監視し、走路監視員は各馬の位置取りや危険行為などのチェックを行います。少しでも馬がよれたりごちゃついたりすると審議の対象となります。そしてゴールすると決勝審判員が到着順位の点検に入ります。

Hレース後1着から7着までの騎手は前検量の時に確認された負担重量の確認をレース後再び行います。これを後検量といって、その他走行妨害などの反則や不正の有無などが厳しく審査された後レースが確定します。

Iレース後1着から3着までの馬は採尿が行われ、禁止されている薬物使用の有無を確認されます。これは財団法人競走馬理化学研究所に送られて精密な検査を受けることになります。ここで万が一禁止薬物の使用が認められた場合には該当馬の出走停止、賞状、賞品、賞金の返済、また関係者に対する厳重な調査が行われることになります。