三冠について |
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三冠とは? 約150年前、イギリスで創られたクラシックレースの中の3大レースを制することを三冠と呼ぶようになりました。そして日本もその影響を強く受けたので、日本にいるみなさん(もちろん私もですが(^^;)にとって三冠といわれれば真っ先にクラシック三冠のことを思い浮かべるでしょう。しかし、競馬に触れていると「短距離三冠」や「トライアル三冠」など三冠はさまざまな意味で使われています。つまり三冠という言葉は現在では広い意味を持つ言葉なのです。ですが、単に三冠といえばクラシック三冠のことだと思ってもらっても構いません。 さて、イギリスで発案された三冠レースは各国で広がりました。と同時に三冠はクラシックに限定されるでなく、いろいろな使われ方をされるようになりました。そしてどの三冠もその達成の難しさから達成した馬、三冠馬は非常に評価され、尊敬されましたが、クラシック三冠は今も昔も最も高い評価を受けています。 ここでは日本三冠と欧州三冠しか紹介していませんが、他国の三冠は講義室にある海外競馬の「各国の競馬」で紹介されていますので、探してみてください。 |
平場戦と特別戦
また、日本には牝馬の三冠も認められています。牝馬の方も春に2戦、秋に1戦ですが距離の幅は牡馬に比べて狭いです。しかし、桜花賞からオークスへの距離延長、若い牝馬特有の調整の難しさ(人間でも年頃の女の子はよく分かりませんよね(^^;)などが拍車をかけているので、この牝馬三冠は過去にメジロラモーヌしか達成できていません。また、秋華賞はクラシックレースではなく、混合レースなので外国産馬も無条件で出走できます。なので、完全なクラシック三冠ではないのです。 なおこの秋華賞は96年以降新設されたレースで、前年までは現在古牝馬も交えた牝馬チャンピオン決定戦となっているエリザベス女王杯が牝馬三冠の最終関門として、同競馬場2400m、3歳牝馬限定として行われていました。 |
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欧州三冠
しかし、実は2冠を制した馬にとって凱旋門賞が最も敗れやすいレースのようです。それは凱旋門賞がフランスで行われるからです。フランスの競馬場の芝は浅く、スピードと軽快さが要求されるのですが、芝の深いイギリスで2冠を制した馬はたいがいパワフルなスタミナ型の馬なのでフランスの競馬場が走りにくいようです。2冠を制したことで当然マークもきつくなるでしょうから過去にミルリーフとラムタラの2頭しか達成できていないのもうなずけます。実はミルリーフがこのローテーションを歩んだことによって欧州三冠という概念が生まれたと言われています。つまり欧州三冠という概念ができてから達成したのはラムタラのみ、ということになります。 |
三冠の難しさ 三冠を達成することがどれほど難しいかを統計的に見てみましょう。参考にするのはアメリカの二冠馬です。1877年にCloverbrookが惜しくも三冠を逃してから126年の間で二冠以上を制した馬は実に58頭います。その中で三冠を達成できたのはわずかに11頭のみで、47頭は惜しくも二冠止まりでした。二冠馬と三冠馬を出現率で比較してみると、二冠馬の出現率は37%、三冠馬は8%と、二冠と三冠の出現率にかなりの差があることが一目瞭然1で、三冠がどれほど難しいかがよく分かってもらえるかと思います。
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