| ワカサギ釣りは実はとても忙しい釣りです。ぼんやりしていると良い釣果は得られません。微妙なあたりを見逃さないこと。手返しよく釣ること。 |
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| 3.わかさぎ釣りのコツ … (3)テクニック「竿の操作」 |
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| 前ページを読んで気付かれたと思いますが、実はわかさぎ釣りはとても忙しい釣りです。「のんびりと糸を垂らして、あとは待つだけ」というイメージは捨ててください。どれだけ忙しいか、エサをつけた後の一連の動きを、手順を追って説明していきます。 まず、エサを付けた仕掛けを穴に投入します。始めの2〜3回はタナ(魚の群れがいる深さ)を探ります。
湖底まで仕掛けをおろしたら、アタリがあるまで数分ごとに仕掛けを上げていきます。5分待ってアタリがなければ30cm上げて、また5分たったら上げて、というようなことを繰り返します。これを数セット繰り返すうちに、魚がどの辺の深さ(タナ)を泳いでいるのか、何となく分かってきます。ちなみに、北海道の湖なら「底釣り(タナが湖底すれすれであること)」の場合が多いようです。例外は「夜釣り」で、ワカサギは灯りに誘われて表層に寄ってくるそうです。私は夜釣りの経験はありませんが、手繰りがとても楽そうですね。 タナが分かったら、本格的に釣り始めます。狙ったタナに仕掛けを降ろし、竿を動かしてわかさぎを「誘い」ます。 じっと待っていても、良い釣果はまず期待できません。10〜50cmくらいの幅で仕掛けを上下左右に揺らし、魚の食い気を誘うのです。 そして、ときおり仕掛けを「ぴたっ」と静止させましょう。エキスを振りまきながら漂うエサの動きが止まった瞬間、わかさぎは思わず食らいつきます。仕掛けを止める時間は3〜10秒程度で良いと思います。 試行錯誤を繰り返し、良く釣れる「誘いの幅とリズム」を見つけてください。
竿の穂先が「ぶるるっ」と震えてアタリがきたら、3〜50cmほど竿をしゃくり上げてアワセ(さかなにハリを引っかけること)ます。 アワセをしないと、魚はハリをつつくだけで口にはかかりません。時間がたてば逃げてしまいます。神経を集中して微妙なアタリを見逃さず、ぶるっと来たら素早くアワセましょう。 この「アタリ→アワセ」の一連の操作が、わかさぎ釣りで最も神経を使い、それだけに最も面白い局面です。
信じられない話ですが、プロ級の腕前になると「穂先が震える直前」にアワセられる、と聞いたことがあります。道糸の動きと水面の変化で、魚がハリをつっつく寸前に気配を感じることができるそうです。まさに神業といえます。 私が持つ「アワセ」のイメージは、ハリスに近づいたわかさぎの「群れ全体」にハリをひっかける、という感覚です。エサをつっついた魚だけを「狙い撃ち」、というイメージは持っていません。 言い方を変えると、「近くの魚のどれかに引っかかればいいや」という感じです。だから、ハリが必ずしも口にかからなくても良いと思っています(口以外の体側や尾びれ等にかかることをスレといいます)。ベテランの皆様には邪道と言われそうですが、スレでもOKと私は考えています。 さて、アワセた後も穂先や道糸がぶるぶるしていれば、ハリに魚がかかっています。道糸を手繰(たぐ)って仕掛けを上げましょう。
たぐり方は、初心者なら糸がからまなければどんな方法でも良いと思います。かたわらに竿を置いてから、両手を使って0.5m〜1m位ずつ穴から引き出していけばよいでしょう。リールの場合は、ただひたすらグルグルと巻けばOKです。 ただ「1匹でも多く釣りたい」と考えているならば、たぐり方も一工夫できます。ハリが水の抵抗や揺れではずれぬよう、等速直線運動でたぐるようにしてみてください。 ハリスが水面から顔を出したら、道糸とからまないようにして魚をはずします。ハリはわかさぎを軽く引っ張れば、唇が切れて「プチッ」と簡単にはずれます。ただし、大きなわかさぎの場合は、口が丈夫なのでハリスの方が切れてしまうことがあります。怪しいなと感じたら、ハリを直接持ってていねいにはずしてください。
ところで、仕掛けにはハリがたくさん付いているので、ついつい「2、3匹かかってからまとめて魚をはずそう」と考えがちです。しかし、その考え方はかえって効率を悪くします。 「1匹釣れたら直ちにそれをはずし」 ↓ 「素早くエサを付け替え」 ↓ 「短時間で次の仕掛けを投入する」 という繰り返しを1回でも多く行った方が、間違いなく釣果は上がります。
たくさん釣るためには、面倒くさがらず手返しの良い釣りを心がけることです。1回に1匹釣り上げるのが基本で、「2匹以上釣れていたらラッキー」と考える方が、最終的には好釣果につながります。
タナをあれこれ探り、エサを頻繁に替え、まめに誘ってもアタリがないときは、それ以上何をやってもダメ。祈ろうが気を送ろうが、所詮無駄なあがきです。アタリがない原因は腕のよしあしとほぼ無関係。しいて言うなら“めぐり合わせが悪かった”ということでしょうか。 苦行を続けようという信念がないなら、アタリがないポイントはあきらめて、とっとと別の場所に移動しましょう。技術の未熟さを反省するより、「あきらめの良さ」と「フットワークの軽さ」を心がけることが肝心です。 というわけで、「わかさぎ釣りはとても忙しい釣りだ」ということがわかっていただけたでしょうか。 なお、気温が−10度以下になるような「極寒の日」の釣りは、さらにいくつか注意した方がよいことがあります。「淡水の釣り2005年」の極寒の釣りtipsにまとめたので参考にして下さい。 以上で私のできるアドバイスは終了です。 残念ながらわかさぎ釣りの奥の深さまでは、未熟な私には紹介しきれません。皆さんが初心者を脱した後、他のサイトや本を研究して是非極めてください。【h】 【第4巻終わり…初稿2004年】 【付録】:わかさぎ釣りグッズ(写真で紹介します)
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