日本では北海道だけにすんでいます。しかし北海道でも、イトウのすんでいる川はへっています。イトウが卵から生まれるのは川の上流ですが、大きくなるにしたがって川の下流にむかい、ときには海にまで出ていきます。上流から河口まで、自由にのぼりおりできる川がイトウには必要なのです。
尻別(しりべつ)川は、イトウのすんでいる「南限」の川です。
70年くらい前、北海道の十勝(とかち)川で2メートル10センチのイトウがとれたという記録があります。尻別川でも1メートル53センチのイトウがつれたことがあります。でも卵から生まれるときはちっちゃな姿です。50センチの大きさになるまで5年くらいかかるといわれています。
サケ科の魚としてはとても長生きで、ゆうに15年から20年は生きます。親になれるのは、おすのイトウで4歳くらい、めすのイトウで6歳くらいからです。一生の間に何度も卵をうむことができるのも、イトウの大きなとくちょうのひとつです。
左の写真は、飼育しているイトウを薬でねむらせ、からだの長さをはかったり、ウロコを取って年れいを調べたりしているところ。
イトウの稚魚の見分け方
生まれたばかりのころはお腹についたふくろのえいようで育ちます。自分で泳げるようになったら小さな虫などを食べるようになり、大きくなるにしたがってほかの小魚やカエルなどを食べるようになります。
いろんな原因があります。もっとくわしく調べたい人は「イトウってどんなお魚なんですか? 上級編」をどうぞ!