バルバドスお気楽旅行

 行ってきました、バルバドス!

 海外旅行は常に2週間から1月は出かけているのに、今回は1週間という記録的に短かい旅。

 旅行した2003年2月はアメリカからの便は年末の申し込み時点でもう満席(バルナドス観光のハイシーズンは12月から4月)で、カナダノのトロント経由しか取れなかった。そのため、トロントで往復1泊ずつ滞在したので、零下19度と30度と1日のうちにプラスマイナス50度の壮絶な温度差を味わうという滅多にない体験をした。飛行時間も長く、映画を見ていてもだんだん飽きてくるごろに到着。

 バルバドス空港で荷物検査の際、グランドホステスの女性にコート内側のフェイクファーを興味深げに触られてしまった。常夏のバルバドスに毛皮は不要だ。

●概略 Genaral Infomation

 バルバドス(英語読みバルベイドス)は面積は425平方kmで南北34km、東西22kmの米ナスのような形をした島である。

 カリブ海南部の島々は小アンティル諸島Lesser Antillesと呼ばれており、その中でも北の島々をリーワード諸島Leeward Islands、南の島々をウィンドワード諸島Windward Islandsと分けているが、バルバドスはウィンドワード諸島の中でも最も東に位置する。
 人口密度は高く26万5000人、ほとんどがアフリカ系黒人である。

 首都は島の南西部の港に面するブリッジタウンBridgetownである。
 元々はアメリカンインディアンが住んでいたが1627年にイギリスが植民地とした。奴隷制は1837年に廃止され、1966年にイギリスから独立した。言語は英語であるが、バルバドス特有のアクセントを持つ英語(Bajan English)が広く話されている。

 通貨はバルバドス・ドル(Bds$)でUS$1=Bds$1.98(2001年時点)
 観光業は盛んで欧米からの家族連れや老夫婦の旅行客が多い。カナダ(トロント)、アメリカ(ニューヨーク、マイアミ、ワシントン)、ヨーロッパからの定期便がある。

●行ってきた所

・魚市場 Fish market

 ブリッジタウンある魚市場は早朝からではなく10時前後から賑わいだす。
トビウオやカジキマグロ、ドルフィンフィッシュなどが手早くさばかれていた。値段は部位に関係ないとのこと。

バルバドス博物館 Barbados Museum
 ブリッジタウンの南東約2kmほど離れたセント・マイケルSt.Michaelにあるこの建物は、19世紀はイギリスの軍の刑務所だった。美術館は1933年に創設され、現在は1000以上の賛助会員によって支えられた非営利・非政府組織となっている。館内にはミュージアムショップや図書館もある。
 開館時間:祝日を除く月曜から土曜(9:00〜17:00)と日曜(14:00〜18:00)。入館料:11.50Bdsドル。



・ケーヴ・シェパード・ショッピングセンター Cave Shepherd
 ブリッジタウンにある、大型百貨店で、パスポートを提示すれば免税になる。

・国連ハウス UN House 
 クライストチャーチChrist Churchに新設された国連ハウスにはFAOやユニセフが入っている。

・西インド諸島大学ケーヴヒル・キャンパス University of West Indies,Cave Hill Campus
 西インド諸島大学はバルバドス、ジャマイカ、トリニダードトバゴにメインキャンパスがある。

・砂糖博物館 Suger Museum 
 セント・ジェームスSt.Jamesの製糖工場Portvale Suger Factory敷地内にある砂糖博物館では、昔の砂糖つくりの工程を説明する古い写真や道具が展示されている。また、砂糖の副産物であるシロップやモラセス、ブラウンシュガーなどの試食も可。
 開館時間:祝日を除く月曜から土曜、9時〜5時。入館料:大人8Bdsドル、子ども4Bdsドル。

・砂糖きび畑 Sugercane field
 2月半ばから、砂糖の刈入れが始まるので、収穫直前の砂糖きびを見ることが出来た。茎の直径は高さ1〜1.2メートルの所で10センチ程度が多く、9.5〜10.7センチ。砂糖のマネージャーによれば2001−2002年の降雨量少なく、例年よりも茎は細いとのこと。

・チェンバーレイン橋 Chamberlain Bridge
 バルバドスの首都ブリッジタウンBridgetownの名前の由来になった橋で入り江にかけられている。橋の全面には国旗にある錨のマークや、ペリカンと魚、ハイビスカスが描かれている。

・アクラ・ビーチ Accra Beach
 南部の白砂の美しいビーチ。バルバドスにはプライベートビーチは存在しないそうだ。

●食べた物・飲んだ物 Food & Beverage
 
 バルバドス料理は香辛料(特にペッパーソース)を良く使うのでスパイシーだ。大体、アルコール以外は何を食しても美味しいと感じる便利な方なのだが、今回の旅で出会ったバルバドス料理はどれも概ね美味だった。特に鮮度の良い魚料理は最高で、唯一の例外はモービーだったが、これも趣の深い味と言えなくもない。

・トビウオのフライ Fly of flying fish
 バルバドスの名物はトビウオ。魚市場でもスーパーでもたくさん見かけた。腹開きにして、背骨と内臓を取り除いて食べやすい形にして出まわっている。ディープフライが一般的らしいが、身がぷりぷりで美味しかった。

・チキンバーガー Chiken burger
 シェフェットChefette Restaurantsはバルバドスのファーストフードの代表店であり、チキンバーガーが主力商品。老若男女の社交場となっているそうだ。店員の制服は鮮やかな黄色と紫色で、黒い肌にはとても映えるが、それ以外の肌の色だと中々合わせるのが難しそうだ。カップの紫と黄色。どうもこれが店のカラーのようだ
 チキンバーガーは量もたっぷりあり、味もなかなかのものだった。バルバドスにはケンタッキーフライドチキン(KFC)が多数あるが、マックドナルドは撤退したらしい。フィリピンでもマックと競合するほどに国内資本のファーストフード店ジョリビーは繁盛しているが、バルバドスはさらに凄い!紙ナプキンにはTake pride in our island, Don't Litter.と書いてあった。この文句は、マック撤退にも一役買ったのだろうか?


・モービー Mauby

 シェフェットで飲んだこの茶色い液体は、もの凄い味だった。仁丹を煮出して炭酸で割り、ガムシロップとシナモンパウダーを混ぜたような味だ。ドクターペッパーを30倍ほど苦くしたのを想像すると当らずと言えども遠からずだろう。病み付きになったら堪らないだろうが、残念ながら病み付きにならなかったので2度目からは敢えて選ぼうとは思わなかった。しかし、街には伝統的なモービー売りがいるそうで、そこで買ったら多少は味が違うのかもしれない。バルバドス人にはこのモービーはかなり人気のようで、バルバドスに住む日本人の友人が自宅を改装中に、バルバドス人の業者が冷蔵庫にストックしておいた缶入りモービーをコーラと間違えて飲んでしまったそうだ。バルバドスに行ったら是非一度モービーをお試しあれ。 右は砂糖博物館にあった昔のモービー売りの女性の写真。頭に樽を載せて注いでいる。


・アセロラ・ジュース Bajan Cherry
 アセロラは西インドチェリーやバルバドスチェリー、ベイジャンチェリー(ベイジャンBajanとはバルバドスのという意味)と呼ばれており、4月〜7月に収穫される。

・バンクス Banks
 バルバドスの地元ビール。下戸なので飲んでいないが、結構アルコール分は高め。

●買った物 Shopping


 
物価は結構高いという印象を持った。
・CD

 空港内にケーヴシェパードのCD・本屋があり、品物数は限られているが税金VATがかからないため20Bdsドルほどで、市内で買うよりもお得。スティールドラムの軽やかな音色に魅せられてしまったので、バルバドス製のCDを選んで買った。
"Caribbean Jazz Colours" 良いですねー。はまった。
"Tune of the Crop Winners 1979-95(Crop over classic)" 陽気な曲満載。

・本
 本はケーブシェパードやブリッジタウンのCloister Book Store、お土産物屋、空港内の店で売っている。どうしても食糧関係の本ばかり買ってしまう。


Richard S. Dunn Suger and slaves: the rise of the planter class in the English West Indies,1624-1713 The University of West Indies Press(Bds$42.95)[amazon.comで購入する(目次と裏表紙を見る)]
まだ読んでいないのでなんとも言えないが、カリブ海地域における砂糖産業の歴史を知るのに良さそうだ。

Sean Carrington Wild plants of the Eastern Caribbean Macmillan Education Ltd.,1998(Bds$43.95)
植物ごとの諸島分布地図と、巻末付録のフランス語・クレオール名表記付きという丁寧な仕事ぶりに敬意を表し、衝動買いした一冊。まあ、眺めていても楽しいし良いだろう。

M. J. Bourne, G. W. Lennox and S. A. Seddon Fruits and vegetable of the Caribbean Macmillan Education Ltd.,1988(Bds$15.50)
その名の通り、カリブの果物と野菜の本。カラー写真つきで判りやすい。フィリピンでも食されているサヨーテChayoteがメキシコ原産だと始めて知った。フィリピンの野菜もこういう風にわかりやすく紹介されていると本があるといいのだが。

Virginia Burke Walkerswood Caribbean kitchen Simon & Schuster UK Ltd., 2000(Bds $24.95)[amazonで購入する]
カラフルかつ洗練された写真で食欲をかきたてるカリビアン料理の料理書。スープ/サラダ/野菜料理/魚料理/肉料理/デザート/飲み物が紹介されている。ジャマイカの地場産業としてソース、シーズニング、調味料生産を手がけるWalkerswood Caribean Foodsの製品を用いた料理方法がほとんどだが、手に入らなくても何とかなりそう。


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