続・南東北の「秘湯巡り」と「美食探求」
第一章 〜 農家でいただくこだわりの蕎麦 〜
2004年12月17日(金)

今回の旅は二泊三日で、
福島県は福島市の新野地温泉と高湯温泉を巡りつつ、
各地の「食い処」を探訪した。
「食い処」の訪問地は「荘輔そば(山形県川西町)」、「旭川ラーメン ゆーから(福島県原町市)」、「そば蔵(福島県福島市)」。

同行者は大学の時の友人で、自称「温泉ツウ」。

いつものように愛車のEXIVでの旅。

さて米沢駅でツウと合流して、市内で所用を済ませた後、
第一の目的地の「荘輔そば」に向かった。
掲示版に当店の新そばがお出ましになったとの
書き込みがあったため、今回の旅にあわせて訪問した。

荘輔そば
山形県川西町大字玉庭5013(玉庭小中学校隣)
0238−48−2962
営業時間 11:00−15:00(売切れ御免)
定休日 火曜日


「荘輔そば」は農家が営んでいる蕎麦屋。
店舗といっても農家の台所を厨房に作り直しただけで、
食すところは家の居間や客間。
だから店でいただくというより、知人の家で
おもてなしを受けているような感じだ。
店主のおやじさんがフレンドリーな性格であることも
影響しているかもしれない。

まずいただいたのは、
冬期間の裏メニューの「鴨鍋」(時価 訪問時は\1,000だった)。
鴨鍋は前から店主のおやじさんから薦められていたのだが、
いよいよ初挑戦。
鴨肉は自家飼育であり、柔らかさは豚肉のようであり、
嫌な臭さは無い。とてもホクホクして美味い。
当日は雪が降っており、この鍋でとても体が暖まった。

次にいただいたのは、「天ぷら付き板そば」(\1,600)。
私にとって定番のメニューであり、よく注文してしまう。
「天ざる」で天ぷらの意味を皆さんご存知だろうか?
私も最近人から教えてもらったのだが、
蕎麦を打って客に出すのに時間がかかるので、
蕎麦の前に天ぷらを出し、酒のつまみにしてもらって、
蕎麦がお出ましになるのを待ってもらう、
そういうものがメニューになったらしいとのこと。

ここ「荘輔そば」の「天ぷら付き板そば」も
蕎麦が出る前に天ぷらが先ず出る。

「荘輔そば」の天ぷらも大変美味い。
衣がサクサクで中はホクホク。

さて、天ぷらを半分程度食べ進んでいくと、
主役の板そばが出てくる。
「荘輔そば」の蕎麦はいわゆる藪蕎麦であり、
平たい麺であるのが特徴。
つなぎは二八。蕎麦粉は自家産。使う水は自家の地下水。
小鉢、鍋、天ぷらと食べてきていても、
風味豊かな、喉越しの良い蕎麦はあっという間に完食してしまう。
そんな魅力のある蕎麦。
気が付くとそば板には数本しか残っておらず、
名残惜しい気分を味わっている自分がいる。

最後にデザートの「かいもち」(\600)。
あったかホカホカで付きたての餅のよう。
程よい甘さの胡桃ペーストのソースを付けていただく。
口の中に入れると、蕎麦の栄養分とクリーミーな
クルミソースの程よい甘さが口の中に広がる。
本来、甘いものは苦手なのだが、素材本来の
蕎麦の風味やクルミの甘さを楽しめる「かいもち」
なので、美味しくいただけた。

この日は平日であり、また雪がユラユラと降る寒い日で
あったためか客が少なく、食後に店主と3人で蕎麦談義
を楽しむことが出来た。

一時寛いだ後、温泉のぬくもりを求めて、
最初の宿泊地の「高湯温泉 旅館ひげの家」
に向かった。

  



第一章 〜 農家でいただくこだわりの蕎麦 〜
第二章 〜 美食の温泉宿と福島でいただく旭川ラーメン 〜
第三章 〜 野趣満天の露天風呂 〜
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