クラブカップの醍醐味のひとつに、走順によって異なる多様なコースバリエーションがあります。なので、どこのチームでも走順について、作戦会議を開いていることでしょう。
今回は、その中でも各チームのトップエリートがどの走順を走っているのかを調べてみました。
平成13年度の日本ランキング(全日本大会終了時)で1ポイント以上獲得した選手(男女あわせて115名)のうち、第9回大会に出場した93名の走順を調査しました。(エリート選手の参加率は81%でした)
| 走順 | 1走 | 2走 | 3走 | 4走 | 5走 | 6走 | 7走 |
| 男子人数 | 6 | 10 | 8 | 1 | 1 | 10 | 17 |
| 女子人数 | 9 | 10 | 1 | 7 | 8 | 3 | 2 |
| 総計人数 | 15 | 20 | 9 | 8 | 9 | 13 | 19 |
なんと、エース区間である7走を抑えて、2走がトップになりました。2走は女子でトップであるのと同時に、男子でも7走に次いで2番目に多いことが決め手になりました。
多摩OLが第7回、第8回と菅原琢選手を2走に起用し、連覇を果たしているのを受け、他チームでもチームのエース級選手を2走に起用することが流行したようです。
世界選手権1000日前大会終了時の日本ランキングで1ポイント以上獲得した選手(男女あわせて107名)のうち、第9回大会に出場した71名の走順を調査しました。(エリート選手参加率は66%。前年より15ポイントの減少です。ユニバーなど、海外遠征中の選手が多かったのが原因でしょうか)
| 走順 | 1走 | 2走 | 3走 | 4走 | 5走 | 6走 | 7走 |
| 男子人数 | 0 | 5 | 5 | 2 | 0 | 10 | 23 |
| 女子人数 | 4 | 1 | 3 | 2 | 14 | 2 | 0 |
| 総計人数 | 4 | 6 | 8 | 4 | 14 | 12 | 23 |
この年は、昨年までの2走重視はめっきり影を潜め、男子は7走起用、女子は5走起用が断トツになっています。女子についてはルール変更の影響が大きいと思いますが、男子については、事前に公表されたコースプロフィールを見て7走希望者が増えたのではないでしょうか。
さて、有力クラブチームにはエリート選手が複数、所属していますが、果たしてそれに応じた成績を収めているのか気になります。そこで、チーム内のエリートの日本ランキングポイントの総計をランキングしてみました。
| ポイント順位 | チーム名 | 総計ポイント数 | チーム内エリート人数 | 実際の順位 |
| 1 | 渋谷で走る会B | 269 | 5 | 3 |
| 2 | Team白樺B | 164 | 4 | 2 |
| 3 | ES関東C−A | 163 | 5 | 5 |
| 4 | 横浜OLクラブB | 139 | 4 | 6 |
| 5 | 京葉OLクラブA | 115 | 3 | 1 |
| 6 | 上尾OLクラブ | 109 | 3 | 28 |
| 7 | 入間市OLC−煎茶 | 105 | 3 | 8 |
| 7 | 丘の上A | 105 | 2 | 27 |
| 9 | 多摩OL−A | 90 | 3 | 4 |
| 10 | 三河OLC | 88 | 2 | 10 |
| 実際の順位がポイント順位を上回ったチーム |
| 実際の順位とポイント順位が等しいチーム |
| 実際の順位がポイント順位を下回ったチーム |
断トツのポイント数を誇る、渋谷で走る会Bチームは、4走、7走で区間トップタイムを叩き出すものの(「クラブカップ区間賞」参照)最終的には3位にとどまりました。この日本ランキングポイントの順位より、実際の順位が上回ったチームは、10チーム中わずか2チームのみという点が、クラブカップは単なるエリート選手たちの競技会ではない、という部分を表わしていると思います。(しかし、その2チームが多摩OLと京葉OLクラブというところがさすがですね。)
なお第10回クラブカップ上位20チームの中で、日本ランキングポイント獲得者を1人も含んでいないチームは、静岡OLC−A(14位)と浜松OLC−A(17位)の2チームだけでした。