鉄について
 
身体の中にある鉄は4g前後で、血液・筋肉・細胞中の中に存在しますが、最も多く存在するのは血液中(65%)。赤血球の成分として、肺でとり込んだ酸素を体内にくまなく送り届けています。
 また、筋肉や細胞にある鉄は、血液中の酸素をとり込んでエネルギーを燃焼させる手助けをしています。これを機能鉄と呼びます。鉄は以上のような働きに、まず消費され、残りは骨や歯にたくわえられ、必要に応じて運び出されます。
 したがって摂取量が少なかったり、ストレス過剰だったりすると骨や歯から運び出されます。

※不足状態が続くと・・・
 貧血(立ちくらみ、顔色が悪い、息切れ)、発育不全、体温調節能力の低下を引き起こします。

※上手な摂り方・・・
 食中・食後のお茶、コーヒーのタンニンは、鉄の吸収を阻害します。
 野菜や海草類に含まれる鉄(非ヘム鉄)は吸収が悪いのですが、ビタミンCを豊富に含む食品や、肉・魚(ヘム鉄が多い)と一緒に食べることでより吸収されやすくなります。

《鉄を多く含む食品》

食品名

含有量
mg/100g

常用量

使用量(g)

鉄(mg)
豚レバー
鶏レバー
牛レバー
牛モモ肉(赤身)
豚ヒレ肉

13.0
9.0
4.0
2.7
1.1

50
50
50
60
60

6.5
4.5
2.0
1.6
0.7
もめん豆腐
凍り豆腐
納豆
きな粉
枝豆
調整豆乳

0.9
6.8
3.3
9.2
2.7
1.2

100
20
50
10
50
200

0.9
1.4
1.7
0.9
1.4
2.4
あさり
しじみ
かき
きはだまぐろ
かつお
さんま
あさりの佃煮

3.8
5.3
1.9
2.0
1.9
1.4
18.8

30
20
50
80
80
80
10

1.1
1.1
1.0
1.6
1.5
1.1
1.9

1.8

50

0.9
コマツナ
ほうれんそう
大根の葉
ブロッコリー
切り干し大根
ひじき
カシューナッツ
ごま

2.8
2.0
3.1
1.0
9.7
55.0
4.8
9.6

70
70
30
60
20
10
20
6

2.0
1.4
0.9
0.6
1.9
5.5
1.0
0.6


北里腸炎友の会会報「パープル・ウィンド」第25号より掲載