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はじめに
いくつか2石直結回路について質問があったのでまとめました。


ダーリントン(Darlington)接続
1953年S.Darlingtonによって開発された超有名回路です。(USPATENT 2663806 Western Electric (^^;))
Darlington Circuit うちに来る質問から想像するに…、1石ブースターをダーリントン接続で実現して利得を上げたい人が多いようです。
でも作例をあんまり見ませんね。なぜでしょう。f(?_?)

Darlington Circuit 電気の教科書をにらみながらエミッタ共通回路を書いて、見るとわかるのですが、 Rcに流れる電流は
Tr2のコレクタ電流=(hfe1×hfe2×ib1)と
Tr1のコレクタ電流=(hfe1×ib1)
の二つの合成値になりますが、Tr2のコレクタ電流> > Tr1のコレクタ電流
ですからTr1のコレクタ電流は全体の出力にほとんど寄与していない事になります。

Emitter Follower - Common Emitter(Common Collector-Common Emitter) だったらこんな風にエミッタフォロア-エミッタ共通回路にした方が、初段のミラー効果による高域劣化が無いのでよりよいと考えられます。


左の回路では2段目のトランジスタのバイアスを安定させるためにRb3を追加しています。



この様にエミッタフォロア-エミッタ共通回路に分解して考えるとわかると思いますがダーリントン接続によるエミッタ共通回路は利得と言うよりは、入力インピーダンスを大きくしたい時に使用します。

CE-CC直結回路Common Emitter - Common Collector(Emitter Follower)
Fuzz Faceの回路に類似している回路なので色々解析を試みられている方が結構いらっしゃるようです。
この回路はハニーのFuzzやダンアームストロングのパープルピーカーやイエローハンパーなんかに使われていますね。

Common Emitter - Common Collector(Emitter Follower)この回路は意外と簡単に解析が出来ます。
この回路は反転増幅回路と考えられます。(詳細はわかりやすいFUZZ FACEの読み方を参考にして下さい。)
この回路のサミングポイントに注目すると、
OP-AMPの反転増幅器と同様にバーチャルショートになりますから、
Is+If=0が成り立ちます。
以上から
Vs/Rs+Vo/Rf=0
この式を変形すると
Vo/Vs=-(Rf/Rs)が得られます。


どうです、意外とすっきりした式でしょ。(^_^)v

最後に
直結回路の組み合わせは以下の9通りの組み合わせがあります。

直結回路の組み合わせ
組み合わせコメント
CE-CBカスコード接続
CE-CC上述の回路
CE-CEFuzz Face類似
CC-CB差動増幅
CC-CCダーリントンエミッタフォロア
CC-CEダーリントンエミッタ共通回路
CB-CB
CB-CC
CB-CE
いや〜〜、色々な組み合わせがありますね。
私一人で制覇するにはちょいと荷が重いようです。(^^;)
どなたかトライしてみませんか(^◇^;)


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Last Up Date '06/01/28