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■はじめに
1980年頃
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■バリトーン
B.C.Richの特徴としてブースターと共にバリトーンスイッチというちょっと変わったトーンコントロールが付いています。
現行だとギブソンのES-345シリーズの一部(B.B.KINGのLucilleが有名ですね。)やナイトホークシリーズのブルースホークにも付いています。(ブルースホークはPUとコイルを共用した面白い回路ですが…)
バリトーンコントロールとは左の点線の部分からRtを除いた回路です。
L1とCvの直列回路が特定周波数でインピーダンスが下がることを利用して、
Roとの分圧回路で、特定周波数のレスポンスを下げる効果があります。
RqはLC直列回路のインピーダンスを増加させることによって、ノッチする量を加減します。
…いや(・・ゞ別にギミックとしてつまみを追加したかったわけではありません。(^◇^;)
■バリトーン部の諸元決定
この手の低周波様用LC回路の部品調達で一番苦労するのがコイルです。
そこで今回は500mHの高周波チョークコイルを利用した設計を試みます。
ちなみに高周波チョークコイル以外で実現するには1次2次の直列並列等でインダクタンスの切替が可能なので小型トランス利用する方法が面白いと思います。
| Position | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Number | NOT USED | Cv1 | Cv2 | Cv3 | Cv4 | Cv5 |
| 容量 | NOT USED | 0.01μF (103) | 0.047μF (473) |
0.1μF (104) | 0.47μF (474) | 2.2μF (225) |
| Freq. | FLAT | 2.3kHz | 1.0kHz | 710Hz | 330Hz | 150Hz |
■その他の諸元決定
構成としてはノッチによる音量低下をブースターで補うために、バリトーンコントロールの前にブースターを抱かせので、全体の設計の流れとしてはGUF THE BLUE STARでカットコントロールを追加した時と同様な考え方でバリトーンコントロールを追加します。

■特性評価
↑であんな事を言っていますが、実を言うと結合コンデンサC8は0.1μF(本来なら10μF以上欲しい)で測定したためポジション5、6のコンデンサーのインダクタンスが優勢になる部分でレベルが落ちています。
(ローカットしたかったため、C8を小さくしてそのまま測定してしまった。(__;))
カットコントロールRtはMAX、ノッチを制御するRqを0kΩ(MIN)として、ポジションスイッチを1〜6に可変した場合を示します。
設定周波数通りにノッチが発生していますね。
同様にカットコントロールRtはMAXでポジションを2に固定してRqを50kΩ(MAX)、5kΩ(真ん中位)、0kΩ(MIN)と可変した場合の周波数特性の変化です。
簡単な仕掛けな割に結構面白い変化をするもんでしょ。(^^;)
■最後に
実はブースターとバリトーンコントロールは中学生の時、最初に作ったエフェクターなので、今回のECB PROJECTから一連の企画はちょっと感慨深いです。
あれからウン十年、思えば遠くへ来たもんだ〜♪('_' )遠い目
この回路は充分に試験していません。ご利用なさる場合はご注意お願いします。
またこの回路をご利用になって、発生したいかなる不利益も私は一切責任を負いませんのでご了承願います。
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Last Up Date '05/12/20