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はじめに
わかりやすいFUZZ FACEの読み方に続き、もう少しこの回路の解析をしてみようましょう。(^^;)

いつも通り、文献におんぶにだっこの手抜きをしようかと思ったのですが、
ちょうど良い資料が無いので自前という事で…


DC解析
ファズフェイスの電位関係を示します。
FAZZ FACE(DC analysis)

  1. まずTr1のエミッタはグランドに接地されているので0Vです。
  2. Tr1のベースはエミッタよりVBE1分高い為
    Tr1のベース電圧=0V+VBE1=VBE1です。
  3. Tr1のベースに流れる電流が無視できると仮定するとRFによる電圧低下が無いためTr2エミッタ電圧は1段目のベース電位と等しく
    Tr2のエミッタ電圧=VBE1です。
  4. Tr2のベース電圧は、エミッタ(Tr2の)電圧よりVBE2分高い為
    Tr2のベース電圧=Tr2のエミッタ電圧+VBE2=VBE1+VBE2です。
  5. Tr2のベース電圧とTr1のコレクタ電圧ですから
    Tr1のコレクタ電圧=VBE1+VBE2です。
シリコントランジスタを使用した場合はVBE1=VBE2=0.6Vですから
と決まってきます。

その他のDC電位
回路各部の電圧が大体わかったところで、残りの部分について考えてみましょう


次にRC1について考えてみましょう。

RC1の両端の電圧=電源電圧-Tr1のコレクタ電圧
で決まっていますから、
Tr1のコレクタ電流が求まります。

RC1の値でコレクタ電流の量を調節する機能があるわけです。

最後に
どうでしょう?、謎回路と言うより、すっきりとした回路という印象の方が強くなってきませんか?(^^;)


DCバイアス関係が把握できる様になると、ゲルマでもシリコンでも設計が出来るようになると思います。
試しに、1石目がゲルマで2石目がシリコンとか、その逆とかどなたか試してみませんか?

追加('08/06/22)
ここ一連のFUZZFACE解析シリーズの参考になる書籍が出版されました。
おなじみ黒田徹さん著の 実験で学ぶトランジスタ・アンプの設計―1〜11石の増幅回路を組み立てながら…です。このP55-P67第3章「ひずみを小さくした2石アンプ」にFUZZFACEとほぼ同等の回路の解析および特性評価が載っています。


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'06/03/02
'08/06/22追加