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■はじめに
エフェクターの回路図を公開しているコンテンツをベースとして、
自作エフェクターがブームになっているため、最近ではエフェクターの回路を理解して自分で設計を試みる人も現れてきたように思います。
とは言え、いきなり電気の専門書は敷居が高いと感じている人が大多数だと思います。そこで、私の知っているエフェクタ設計の入門書になりそうな物を選んで見ました。
■雑誌
「CQ出版 トランジスタ技術 2006年 7月号」
今回のトラ技はエフェクター設計初心者にとってはうってつけの月です。
「CQ出版 トランジスタ技術 2005年 7月号 マイコン活用のための電子回路集」
P169-171”リレーを使った低ひずみセレクタ”はLoop Programmer"のリレードライブ回路にそのまま流用可能です。
「CQ出版 トランジスタ技術 2005年 6月号 プリント基板の配線術&実例集」
P147"高ゲインのトランジスタ・アンプで発振やノイズを減らすパターンニング"にFUZZ FACE型増幅器のパターンニングの例があります。
「誠文堂新光社 MJ無線と実験 2004年 7月号 カノウプス「ドン・ウイルソン・シグネチャー・アンプ」の回路と音創り技術」
P82-89にあの、”ベンチャーズ”のドンウィルソン用カスタムアンプの回路解説及びローランドのmA-1の回路図が載っています。リバーブ音専用トーン回路”エンハンス”がブリッジ形の帰還回路を利用したTILT型の回路でなかなか面白いです。
「CQ出版 トランジスタ技術 2003年 8月号 わかるアナログ回路教室 第20回正弦波発振回路」
P236-237にエミッタフォロアの発振を止める方法
「CQ出版 トランジスタ技術 2003年 4月号 第2章 FETを理解しよう」
P150-151に1石FETブースターの設計例があります。
「CQ出版 トランジスタ技術 2003年 4月号 第3章 トランジスタを理解しよう」
P160-161に1石バイポーラブースターの設計例があります。
「CQ出版 トランジスタ技術 2002年 10月号 オーディオ・エフェクタの制作,リング・バッファを活用した音声信号処理のいろいろ」
P187-195にDSP(TIのDSK)を使ったディジタルディレイ、リバーブ、ピッチシフタ、ビブラート、フランジャーの基礎がのっています。
「CQ出版 トランジスタ技術 2002年 4月号 第4章 小信号トランジスタ&FETの基礎と応用」
P195-197に1石バイポーラブースターP197-1981石バイポーラバッファP203-2041石FETブースター、P201-203ソフトリミッタの設計例があります。ただし黒田徹さんが書かれているのでずぶの素人にはちょっと難解かも....
「CQ出版 トランジスタ技術 2002年 3月号 ビジュアル系ギター・ピッチ・チューナの製作 P204-214」
他にはあまり無いチューナーの製作記事です。
「CQ出版 トランジスタ技術 2001年 11月号 P327-330 ギター・アンプ・シミュレータ用ポケット・コントローラの製作」
超ポピュラーなアンプシミュレータ Line6社製 PODをPIC16Fを使ってMIDIでコントロール。
「アイエー出版 ラジオ技術 2000年 9月号 実験トランジスタ・アンプ設計講座」
P143-144に黒田徹さんが第10図、第11図にゲインを+1〜-1倍まで連続可変する回路を説明しています。
「CQ出版 トランジスタ技術 2000年 4月号 第3章 1〜2石交流増幅回路の簡易設計法」
P226-232にファズフェイス型の2石直結増幅回路の設計方法が載っています。奥澤さんの「初めてトランジスター回路を設計する本」よりはこちらの解説の方が私にはフィットする感じがします。
「CQ出版 トランジスタ技術 2000年 4月号 第5章 アナログ機能回路」
P247-248にダイオードでひずみ音を得る回路、P249の高μ増幅回路にFETの能動負荷による1段増幅回路P250-251の電圧制御フィルタにダイオードラダーによるVCFの作例が載っています。
「CQ出版 トランジスタ技術 2000年 4月号 第6章 オーディオ回路」
P254入力インピーダンス1MΩでゲイン3.6倍のオーディオプリアンプに1石FETブースターP255に入力インピーダンス2MΩでゲイン1倍のオーディオプリアンプに1石FETバッファの作例が載っています。
「CQ出版 トランジスタ技術 1999年 8月号 第5章 オーディオ&音声信号発生用ワンチップ回路実用回路 P266」
「乾電池電源1.5Vで動作する反転増幅器」にVOX等で時々使用されている電圧帰還型の1石ブースターの設計方法が載っています。
■書籍
NAME:サウンド・クリエイターのための電気実用講座('03/08/05)
AUTHOR:大塚 明著
PUBLISHER:洋泉社
PRICE:@2,900
ISBN4-4896911636
COMMENT:エフェクタを設計してみたいけど電気のことはサッパリ、と言う人は、まず、この本から目を通してみましょう。
NAME:情熱の真空管アンプ('04/12/07)
AUTHOR:木村 哲著
PUBLISHER:日本実業出版社
PRICE:@3,600
ISBN4-534-03740-6
COMMENT:
本書は「全段差動真空管アンプを自分で設計する事」を本題としているため、お門違いと思われるかも知れません。しかし、読者の対象を”定年を迎えて初めてハンダ鏝を握った人”まで広げているため、”部品ガイド””工具と機材””トラブルシューティング””アース回路”はエフェクターを含めてオーディオ帯域を扱う回路の解説書として利用できます。平易な文書、丁寧な解説および味のある手書きの回路図は好感が持てます。
個人的には「どこぞの大先生のドグマを覚える前に、この本を読んで常識を身につけて欲しい」と思います。
サポートHP情熱の真空管があるのも魅力的です。
NAME:トランジスターの基礎図解電気電子入門シリーズ('03/09/06)
AUTHOR:奥澤熙著
PUBLISHER:誠文堂新光社
PRICE:@1,200
ISBN4-416-19602-4
COMMENT:電気のことはサッパリな人が、1石トランジスタ回路がどう動いているのか1冊かけて説明しています。最近あんまり見ないトランス結合回路も扱っています。
NAME:はじめて作るアンプの設計図解電気電子入門シリーズ('03/09/06)
AUTHOR:奥澤熙著
PUBLISHER:誠文堂新光社
PRICE:@1165
ISBN4-416-19603-2
COMMENT:「トランジスターの基礎」の続編の様な感じで、前編と比較すると高度です。FETおよびバイポーラの1石ブースタ、ファズフェイス型の回路で、1石目にエミッタ抵抗を追加して電圧帰還した増幅回路の設計方法が載っています。今は初めてトランジスター回路を設計する本を売っているからどっちを取るか微妙な所ですね。
NAME:はじめてトランジスター回路を設計する本('03/08/05)
AUTHOR:奥澤清吉、奥澤熙著
PUBLISHER: 誠文堂新光社
PRICE:@2,200
ISBN4-416102054
COMMENT:初歩のラジオや子供の科学の元読者だったらすごく懐かしい著者の方です。はっきり言って、設計手法、回路解析の手法については古いです。もっとも、エフェクターの回路なんて、古い物がほとんどなんで、1石ブースターやトランス式PP増幅器等の設計方法、バイアスの決め方、結合コンデンサの値の決め方などが丁寧に載っているため参考になると思います。ちなみに、最大の売りはダーリントン回路と間違った名前で有名になってしまったファズフェイス型の2石直結増幅回路の設計の仕方がのっている所だと思います。
NAME:楽しい製作で学ぶ初めてのトランジスタ回路 トラ技Beginners (2)('03/08/05)
AUTHOR:トランジスタ技術編集部著
PUBLISHER:CQ出版
PRICE:@1,619
ISBN4-78983641X
COMMENT:工作面の話で、後半の柳川誠介さんの部分にハンダ付けの例、ユニバーサル基板による実装例が参考になると思います。回路の説明は少ないのですが、差動増幅器+エミッタ接地+αのOP-Amp、ファズフェイス型の2段直結回路の交流帰還、フリップフロップ、オンドマルトノ等の作例が設計の参考になると思います。
NAME:作りながら学ぶエレクトロニクス測定器
電子機器の設計/製作から調整/評価に役立つ ハードウェアデザインシリーズ16('03/08/05)
AUTHOR:本多 平八郎著
PUBLISHER:CQ出版
PRICE:@1,857
ISBN4-789834379
COMMENT:初めてエフェクターを設計しようと思った時点でこの本を読んだらちょっと難しいと思います。ただ、工作面の話で、電線の末端処理、束線、ケース工作の方法等は即座に参考になると思います。後々、内容がわかるようになるといよいよこの本の価値がわかってくると思うので買っておいて損はないと思います。
NAME:定本 トランジスタ回路の設計
増幅回路技術を実験を通してやさしく解析('03/08/05)
AUTHOR:鈴木 雅臣著
PUBLISHER:CQ出版
PRICE:@2,136
ISBN4-789830489
COMMENT:バイポーラ1石ブースター、バイポーラバッファー、差動増幅回路、コンプリメンタリーEC-EC直結電圧帰還増幅器を利用したブースター&イコライザー
NAME:定本 続トランジスタ回路の設計
FET パワーMOS スイッチング回路を実験で解析('03/08/05)
AUTHOR:鈴木 雅臣著
PUBLISHER:CQ出版
PRICE:@2,621
ISBN4-789830470
COMMENT:FET1石ブースター、FET1石バッファー、アナログスイッチ
NAME:はじめてのトランジスタ回路設計
回路を設計製作しSPICEで検証!('03/08/05)
AUTHOR:黒田 徹著
PUBLISHER:CQ出版
PRICE:@2,500
ISBN4-789832805
COMMENT:電流帰還&電圧帰還バイポーラ1石ブースター、EC-CC直結電流帰還(新映の入力段で見かける)、差動増幅回路+エミッタ接地、バイポーラバッファー、FETアッテネータ、フェイズシフタ(モジュレーション系は無し)
NAME:おとなの工作読本 (No.5) アナログ音楽世代に贈る自作楽器
AUTHOR:多数
PUBLISHER:誠文堂新光社
PRICE:@1,500
■最後に
別の所でコメントをつけている書籍については、参考になりそうな回路名だけを書きました。
なお、最近出版されたエフェクター製作本については新世紀 エフェクター製作本を参考にして下さい。
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Last Up Date '06/06/17