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はじめに
今回の話は一庵堂ヨタと〜くで話題になった話をそのままコンテンツにしています。
ギルバートセルで有名なギルバート氏がテクトロ時代に開発したとされる ftダブラーについて、常連のかつさんの御友人のYさんに伺いました。
確か元ネタは確か2000年だったと思います。(^^ゞ
関係者の皆様、私の怠慢を御容赦願います。m(__)m

ちなみにftとは小信号電流増幅率hfeが1になる周波数で、 トランジスタの高周波特性を示す重要な指標です。

後日談 UPDATE '02/06/15
掲示板の常連の方から以下の事を教えて頂きました。
「Analog Circuit Design」ISBN 0-7506-9640-0
読んだら,Ft doublerはGillbertではなく, Carl Battjes(テクトロ)の考案だそうです. 「History of Fast Vertical Amplifiers」 という章に書いてありました. 1972年ですから,Gillbert氏退社後の話です.

実は私もこの本を持っていた(^^ゞので調査してみました。
買っていてもちゃんと読まないといけないですね。反省\(__ )

参考文献
NAME:Analog Circuit Design : Art,Science and Personalities
AUTHOR:Jim Williams 編
PUBLISHER:Butterworth Heinemann
PRICE:40$(US) @4602円(www.amazon.co.jp調べ '02/06/15)
ISBN 0-7506-9640-0
COMMENT:P107〜P122 14章 Good Engineering and Fast Vertical Amplifiers John Addis著 P113 Figure 14-5 pattented by Carl Battjes of Tektoronix(U.S. Pattent 3,633,120)で紹介されています。

ft doublerの説明



      <--I3      <--I7  <--I9
     +-----------------+---E  C------ OUT-
     |     I5-->  |   B Q5
    Q1 C  Q2 C------+ |   |
IN+ ----B      B-+ | |   |
  I1->  E-+-R-+-E  | | |   |
      +-C-+  GND | |   |
      |  |    | |   | +V
      R  R    | |   | |
    -V -+---+    | | +-R+R-+
      R  R    | | | |
      |  |    | | GND |
      +-C-+  GND | |   |
  <-I2  E-+-R-+-E  | | |   |
IN- ----B      B-+ | |   |
    Q3 C  Q4 C------|--+   |
     |     <--I6|    |
     |       |    B Q6
     +--------------+------E  C------ OUT+
      I4-->     I8-->   I10-->

fTダブラ 投稿者:Y  投稿日: 3月24日(土)20時49分59秒
は、テクトロが良く使ってましたね。
その名の通りfTが倍(正確にはアンプがガウシャン特性のとき)になるというものです。
動作原理は、私の知っている限りではこういうことです。

左の回路がfTダブラの原理図です。
トランジスタはわかりやすく全てNPNです。
fTとは、もちろん入出力電流比が1となる周波数のことですが、このときの 電流の関係は、
I1=I2=I3=I4=I5=I6となります。
I7=I3+I6,I8=I4+I5ですから、
出力電流I9=2*入力電流I1
出力電流I10=2*入力電流I2 で、fTの周波数でもこの回路を使えば入出力電流比は2となり、
アンプがガウシャン特性であれば、fTは2倍の周波数になります。


おぉ 投稿者:かつ  投稿日: 3月24日(土)22時59分39秒

前略(web管理者により省略)

二つの差動増幅の反転を反転入力と組み合わせて2倍の電流をとったカスコード回路、 ということですな。
全てfTが同じとすると、fT においても Q5、Q6 のベース電流が
I7、I8 に等しいからI9、I10は変化しないのか
、なるほど、テクトロ賢い。



(左下図はYさんのテキストから私が図をおこしました。)
ft Doubler


ft doublerの使用例

Noguchiさんの運営されている月刊オシロスコープ1996年9月号の垂直アンプを扱ったコンテンツで”なんか凄いICらしいです。”と紹介されています。


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Last Up Date '02/06/15