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■アナログ回路を扱った雑誌の記事
私は雑誌が好きです。ちゃんとした本よりも背景、基礎、応用が少ない行数で記述さえているし、それ以上に「教科書よりずっとわかった気になる」ところがあるからです。
ここにある雑誌を見ると「こいつはCQ出版の回し者か?」と思う人がいるかもしれません。
が、そんなことはありません。(^^;;;)
ただ,トランジスタ技術誌は、
「CQ出版 トランジスタ技術 2000年 1月号 エレクトロニクス便利帳」
1990年に同誌の別冊付録にあったエレクトロニクス便利帳のリメイク版です。自分で読むのにも人に説明するのにもとにかく役に立ちます。内容は部品の特性、E系列の話、熱設計、電源設計、コネクターのピンアサイン、定番回路の構成、等種々雑多ですが、探すとなるといろいろな本をひっくり返さなければ載っていないようなことが、「この1冊にすべて載っています。」意味が分からなかったら見ても無駄ですが(^^;;この10年という時代を感じさせる物として、HDL言語の構文対応表を初めとしたEDA関係の充実ぶりがあります。願わくばロジックICの入出力レベルの表等があったらもっと良かったのではないかと思います。
「CQ出版 トランジスタ技術 1996年 4月号 7石のトランジスタ」
増幅回路の動作を1石ずつのエミッター接地から始まって、1石エミッターフォロワ、直流帰還3石差動増幅(単純なOPアンプ)、カレントミラー、カスコード接続とどんどん石の数を増やして、最終的には10石の回路例まで、説明しています。
「定本」シリーズと類似のコンセプトをですが、「定本」より回路設計手法が若干新しめの感じがします。SPICEを使用しての特性評価もあるため、これからSPICEを使ってみようと言う人にも参考になるかもしれません。
「CQ出版 トランジスタ技術 1996年 6月号、7月号」
高周波回路設計の基礎(極意?)”電気の気持ちを理解する”為の最高のツール
Mr Smithの原理、使い方を解説しています。
「CQ出版 トランジスタ技術 1997年 4月号 エレクトロニクス用語辞典」
「CQ出版 トランジスタ技術 1998年 4月号 エレクトロニクス用語辞典U」
「CQ出版 トランジスタ技術 1999年 4月号 エレクトロニクス用語辞典V」
(この号にはエレクトロニクス用語辞典のポケット版がついています。)
「CQ出版 トランジスタ技術 1999年 5月号 ワンチップマイコン実践入門」
(同様にエレクトロニクス用語辞典Uのポケット版がついています。)
「CQ出版 トランジスタ技術 2000年 4月号」
(この号にはエレクトロニクス用語辞典Vのポケット版がついています。)
電気系の会社に来て「電気の事ちんぷんかんぷん」の人、まずは電気屋の言葉を覚える程度の期待で読んでみましょう。
ポケット版は非常に秀逸なので各号をまとめるとこんな感じになります。
| エレクトロニクス用語辞典 | CQ出版 トランジスタ技術 1999年 4月号 |
| エレクトロニクス用語辞典U | CQ出版 トランジスタ技術 1999年 5月号 |
| エレクトロニクス用語辞典V | CQ出版 トランジスタ技術 2000年 4月号 |
「CQ出版 トランジスタ技術 1997年 6月号 抵抗・コンデンサの適材適所」
教科書で覚えた回路と実践の回路設計の違いの最初の1歩は教科書では単なる数値だけで済んだ物が、実際に実装するには色々な部品の選択をする必要がある事です。この特集はそんな部品の選択方法について記述してあります。
「CQ出版 トランジスタ技術 1998年11月号 電子部品の選び方と活用ノウハウ」
この年のトラ技でたぶん一番おもしろい、ためになる特集です。
内容としては”抵抗””コンデンサ””インダクタ””ダイオード””線材””コネクタ”と10章程度、各章2Pづつに使い分け、使い方について記述してあります。これから、初めて設計される方はもちろんのことある程度自分の型を作ってしまった方も面白く軽く読み流せる文書です。
■オーディオ関係
あまたオーディオ雑誌が発刊されているのですが、意外と定数設計に記事が少ないような気がします。
「CQ出版 トランジスタ技術 1998年3月号 確実に動作するオーディオ回路設計ノウハウ」
P262-P274パワーアンプ設計を例にZOBELネットワーク、アイソレーション用のコイル設計、LM13700のばらつきによるVCAの音洩れ対策等について記述してあります。オーディオの先生達もこの文書にある「確実設計とばらつきの問題」には目を通して欲しい物だと思います。
「CQ出版 トランジスタ技術 2000年10月号 パワー・アンプ出力に接続する発振防止回路」
P265-P267黒田徹さんがZOBELネットワーク・アイソレーション用コイルについてシミュレーションを使って説明しています。
「CQ出版 トランジスタ技術 2003年2月号 シミュレーションによるフィードバック技術」
P205-P216遠坂俊昭さんがJBL社製プリメインアンプSA-600の位相補正を中心にPSpiceを使用して解析しています。
「CQ出版 トランジスタ技術 2003年9月号 オーディオ回路のトラブル対策」
P189-P193黒田徹さんがトランジスタアンプの仕上げ方のフローがのっています。
「CQ出版 トランジスタ技術 2004年6月号 負帰還回路の基礎理論と定数設計」
P171-P180負帰還回路の基礎からOP-AMPを使った回路の位相補償まで。
「CQ出版 トランジスタ技術 2004年6月号 電源回路の定数設計と部品選び」
P181-P196電源周りの設計で必要なコンセントから定電圧電源までの設計の要所が書いてあります。安全性についても重点が置かれているため非常に良いです。
「CQ出版 トランジスタ技術 2000年5月号 基礎から学ぶ整流回路の設計」
P238-P247瀬川毅さんがO.H.Schadeのグラフとシミュレーションを利用した整流回路の設計方法について載っています。当時あんまり解説を見なくなっていたO.H.Schadeのグラフを全面的に利用していたためインパクトのある記事でした。
「CQ出版 トランジスタ技術 2003年2月号 ヒューズの基礎と薄膜面実装ヒューズの選定法」
P260-P268重要なパーツの割に意外と解説が少ないヒューズのスペックの読み方及び使い方があります。
「CQ出版 トランジスタ技術 2000年10月号 CRスナバ回路」
P238-P239整流回路のダイオードにパラ付けをしてサージを低減させるCRスナバ回路の設計方法が載っています。
「CQ出版 トランジスタ技術 2003年7月号 フルディジタル・アンプに必要な信号処理の概要」
P205-P222サンプリング定理の一つ先にあるオーバーサンプリングとノイズシェーパの基礎がのっています。
「CQ出版 トランジスタ技術 2001年3月号 放熱と冷却ファンの基礎知識」
P283-P296強制空冷の基礎があります。
■技術者の素養
「CQ出版 トランジスタ技術 2001年7月号 MTBFの実用計算法のすすめ」
P267-P274装置の寿命を予測する技術MTBFの計算法。技術者の要素技術です。
「CQ出版 トランジスタ技術 2003年11月号 FMEA&FTAデバッグ手法のすすめ」
P263-P274トラブルを予測する技術。技術者の要素技術です。
「CQ出版 トランジスタ技術 2003年1月号 電磁界が生体へ及ぼす影響に関する小研究」
P215-P226あまり見ない電磁波と生体の関係を記載した記事。
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Last Up Date '06/01/21