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はじめに
今回の話は20数年前に欲しかったけど買えなかったエフェクタ(TREBLE/BASS BOOSTER)を販売しているのを見つけて、使いもしないのに購入した事から話が始まります。
つまみをいじってみるとどうも、トーンの変化が妙な感じなので、手元にある結果が面白そうなエフェクタを含めてefuさん作のWAVE SPECTRAを使用して周波数特性を調べてみました。

CALIBRATION

CALIBRATION
Frequency Response of test set Sony Walkman D-E777+IBM i1124
CALIBRATION
Oscillater
SONY WALKMAN
Spectrum Analyzer
IBM note PC
コメント:まずは発振器代わりのウォークマンの出力をノートパソコンで取り込んで、試験環境の様子を見てみました。
ウォークマンが原因なのか、PCの入力側の影響なのかは判別しませんが、fcが70Hzで6dB/Octの特性を示しています。(データを再生せずに、そのままWave Spectraで観測した場合は低域の低下は見られないので試験環境の影響と思われます。)
同様にfcが8kHzでやはり同様に高域が低下しています。これも試験環境の影響です。
本格的な測定ならフラットに測定出来る環境とキャリブレーションをとる手法を確立してからの方が良いのでしょうが、今回は軽い気持ちでこのまま測定を続けました。

PURPLE PEAKER

PURPLE PEAKER
Purple Peaker Frequency Response W.D. MUSIC PRODUCTION(Dan armstrong clone?)
PURPLE PEAKER
1:ONE PEAK
OFF:BUFFER
2:TWO PEAKS
コメント:メーカのW.D. MUSIC PRODUCTIONは90年代頃(だったと思う)にダンアームストロングのプラグ付きエフェクタのコピー製品を販売していたメーカです。
1のポジションは5KHzあたりを10dB以上持ち上げています。トレブルと言うよりはプレゼンスをあげる感じですね。
2のポジションは1のピークに加えて250Hzあたりを7dB位上げています。ギターアンプのトーンコントロール風ですが、ノッチしている周波数が1kHzと高めに設定してあるので、どちらかというとラウドネスコントロールをギター用にアレンジした物でしょうか?
OFFにしても250Hzあたりが4dB位上がっているところも面白いですね。
私は持っていないのですがYellow HumperというPurple Peakerより1OCT落としたベース用の製品もあります。もしこちらをお持ちでしたらギター用に使って見ても結構面白いんじゃないかと思いました。

RED RANGER

RED RANGER
RED RANGER Frequency Response Dan armstrong
RED RANGER
BASS:BASS BOOSTER
FULL:FULL RANGE BOOSTER
TREBLE:TREBLE BOOSTER
コメント:PERPLE PEAKERと比較するとうって変わって普通のブースターです。もっともエフェクトをスルーする機能を持っていないところが男らしいのですが....
TREBLEはfcが2kHz位で設計しているようです。(fcは3dB落ちたところの周波数です。)
BASSはfcが250Hzあたりでしょうか?
PERPLE PEAKERと異なり、こちらはFULLは全体的にはハイ上がりに設計されているようです。

TREBLE/BASS BOOSTER

TREBLE/BASS BOOSTER
TREBLE/BASS BOOSTER Frequency Response JEN ELETTRONICA(誤植?)
TREBLE/BASS BOOSTER PE403
OFF:OFF POSITON
0:右に回しきったところ
3:目盛りが10までとして3位の位置
6:目盛りが10までとして6位の位置
8:赤マークのある所
10:左に回しきったところ
コメント:有名なVOXのクロームメタル外装のトレブルブースターV840では無く、プラスチック外装の後継機V8401のJEN向けOEM品です。
つまみの位置で周波数特性が面白い変化の仕方をしている事が判ります。 全体的に8,10の平坦部がOFF時より16dB程度上がっていますから、ゲインはこの程度を基準に設計されているのだと思います。
0ではfcが3.3kHz位で6dB/Octのハイパス特性を示していますが、
3ではOFF時よりレベルが落ちて(^^;)いますが概ねフラットで
6では200Hz位で6dB/Octのローパス特性に変化しています。
細かく調べていないので、あくまでも想像ですが、その後fcが上がるような感じで高域が増えてフルレンジブースタに変化していそうです。
うまく使えば多彩な音色が楽しめそうですが、使い方が難しい所にビンテージな雰囲気をかもし出しています。

ついでに(UPDATE '02/06/23)

YAMAHA CD Player + BEHRINGER POWERPLAY PRO
Frequency Response of test set YAMAHA CDX-10+BEHRINGER POWERPLAY PRO+IBM i1124
TESTSETのTEST
RED:YAMAHA CDX-10+BEHRINGER POWERPLAY PRO+IBM i1124
BLUE:Sony Walkman D-E777+IBM i1124
コメント:ウォークマンで試験したのはあんまりにもeasy過ぎるかとちょっと反省して、普通のCDプレイヤー使って周波数特性を見てみました。
赤線はCDプレイヤー(YAMAHA CDX-10)をヘッドフォンアンプ(BEHRINGER POWERPLAY PRO)に通して測定した物で、青線はCALIBRATIONで使用したデータその物です。
低域のだらだら下がりは似たような物なので、ノートパソコン(IBM i1124)の入力特性が影響しているのかも知れません。
高域は普通のCDプレイヤーを使った方がフラットなデータを取れそうです。
でも、他のデータを取り直す気は無いので、ウォークマンで取ったデータを参考にしてください。


最後に

試験系の関係で100Hz以下が6dB/Octで落ちていますが、各エフェクタのだいたいの特徴はつかめると思います。
まだ他にもエレハモのSCREAMING BIRDとかMOLEとかもあるはずなのですが、どこかに行ってしまったらしく、今回は調査出来ていません。見つかり次第、また計測してみようと思います。


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Last Up Date '02/06/23