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STOMP BOX BODE DIAGRAM
久しぶりにエフェクターを設計しようかと思い、何気なく書いてみたら、 結構便利そうなのでテンプレートとしてちゃんと清書してみました。

エフェクター用ボード線図
ボード線図とはf特を示すのによく使用する。横軸を周波数、縦軸にレベルを両対数グラフに書き込んだ物です。
STOMP BOX BODE DIAGRAM
上のグラフが踏んづけエフェクターに特化したSTOMP BOX BODE DIAGRAMです。
普通のボード線図に以下の工夫をして作成しました。


使い方(その1)
HOW TO USE STOMP BOX BODE DIAGRAM No1
特に使い方と言うほどでもないのですが、例を示しながら見方について述べたいと思います。
実線は一般的な古典的トレブルブースターの特性です。(回路的にはベースカットフィルタと言った方が正しいような気もしますが...)
グラフより

以上より全体的に出力の大きい1弦の出力は押さえ、高音弦及び倍音を増幅する、意図が見えます。
これを”1弦開放弦以上はすべて増幅するように”改造する場合
特性を点線のように変更する必要があります。



使い方(その2)
もっと豪快に"ビンテージ物のトレブルブースターをフルレンジブースターに改造したい場合"(ここまでやるとオーディオ増幅用ですが...)
HOW TO USE STOMP BOX BODE DIAGRAM No2
1弦開放弦から18dB増幅する必要がありますから、カットオフは80Hz以下にする必要があるので、ここでは余裕をとって、50Hzにしています。

ただ実際には低音弦の出力レベルは高音弦の出力レベルと比較して非常に大きいため、めちゃくちゃ歪みます。(トレブルブースターの時とかなりニュアンスが変わると言うことですね。)
ですが、ビンテージ物の回路というのは現在のストイックな性能を出すための回路と比較してかなり、大らかな設計になっているので当時のフルレンジブースターもこんな感じだったりします。(結果オーライ的な設計ですね。)

おわりに
「あ、このアンプ(ディストーション)音がちょっと違うな」と思ったとき、その回路図をみて、ボード線図を引いてみてください。
なぜボトムが強調されたように感じるのか、なぜハイがきれいに出ているのか?等周波数特性からわかることがたくさんあります。
普通の部品をさまざまなオカルト部品を取り替えて、悦にいるのもそれはそれで良いのですが、自分の求めている物が具体的に何か理解しているのであれば、ボード線図を武器に部品自体の値を変更するのも手です。
同じ値の部品交換と比較して、部品の値を変更することは当然失敗の確率も増えます。それなりに勇気と知識も必要です。
ただ”オカルトアイテム探し””錬金術的試行錯誤”など、いたずらに繰り返し時間および金銭を浪費するよりは、電気の本の1冊でも買って「時代の屋台骨の思想を継承した方がより近道」な場合も多い。とおもうのです。


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Last Up Date '00/05/16