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■はじめに
オーディオの先生方が新しい回路を開発しちゃう事って多いですよね〜〜(^^;)。
あと、プレートフォロアとか新型回路を作ってしまう人もいるようです。(^^;)。
そこで、共通の歴史認識をするため、1960年頃の真空管回路設計者の教科書
電子管回路(上) S.シーリー著、抜山大三訳 岩波書店
、
原著ELECTRON-TUBE CIRCUITS Samuel Seely 2nd Ed 1958 McGraw-Hill Book Co,Inc.
のフォロア周辺の回路を抜粋したいと思います。
■アノードフォロア
アノードフォロアって言葉は良いか悪いかは別として、この語はこの時代かなり普及していたようです。
ユニティーゲインでも電圧が従属していないため、本書でもこの語には疑問があると書いてあります。
今となっては、並記されているシーソー回路の呼び名の方がオペアンプ世代にはなじみがあると思います。(オペアンプの反転増幅器の基礎回路ですね。)
![]() | アノードフォロア、シーソー回路の基本形ですね。 |
![]() | グリッド接地型アノードフォロア |
![]() | 増幅比較段付きアノードフォロア |
![]() | カソード結合回路を入力段にしたアノードフォロア |
![]() | さらに出力段を真空管帰還回路にした物。 この位になってくると執念を感じますね。 |
■カソードフォロアの変形
カソードフォロアは真空管の典型的な使用方法の一つですがいくつか変種があります。
ここでは2、3の例を挙げてみようと思います。
![]() | 有名な形の2重カソードフォロア Hammoch, C., MIT Radiation Lab. Rept. 4691943 この回路の種類は かつのへやのフォロアでカスコード・フォロアとして紹介されています。 White Cathode Followerって呼び名で知っている人がいるかもしれません。 (Valve Amplifiers Brtish Patent No.564250(1940)Improvements in or relating to thermionic valve amplifier circuit arrangements. Eric White.)が原典のようです。 |
![]() | 交番2重カソードフォロア 下側の球を能動的な負荷として使用しています。 J. R. MacDonald,Rev. Sci Instr.,25,1441954 |
![]() | 直列2重カソードフォロア J. R. MacDonald,Rev. Sci Instr.,25,1441954 |
![]() | 上記2つの回路の組み合わせ これもJ. R. MacDonald,Rev. Sci Instr.,25,1441954 この文献はカソードフォロア追求しまくったものなのでしょうか? |
■その他のフォロア
![]() | 3極管フォロアと言う回路らしいです。 S.Krakauer,Rec. Sci Instr.,24,4961953 が原典のようです。1段目を2段目でBoot Strapしています。解析してみないとわかりませんがなんか妙な感じですね。?(゚_。)?(。_゚)? |
■最後に
ついでにこの本にはSRPPや単端子プッシュプル増幅器(SEPP)が紹介されていて、単端子プッシュプル増幅器(SEPP)の参考文献として、
A.Peterson and D.B.Sinclair,Proc. IRE,40,7(1952)
が挙げられています。
これらの回路は1950年代前半に文献として挙げられていることからすると1950年代後半の真空管式オペアンプの土台は出来ていたというか(^^;)
、一つの回路ブロックに対して複数の球を使用する技法は充分確立していたと言う所でしょうか。
この回路は全く試験していません。ご利用なさる場合はご注意お願いします。
またこの回路をご利用になって、発生したいかなる不利益も私は一切責任を負いませんのでご了承願います。
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Last Up Date '05/12/08