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■はじめに
最近のVOX製品が勢いをつけてきた事の陰にKORG技術陣の影響を色々と感じますが、
特許庁のデータベースを検索していたら、これだなと思われる特許をいくつか見つけたので、
メモ程度に置いておきます。
まずは特許庁の特許検索ページで以下の特許を見てください。
| 日本語 | 特許・実用新案公報DB |
| English | Patent & Utility Model Gazette DB |
■KORG PATENT
ここで、以下の
| 文献種別 | 文献番号 |
| コメント | |
| Kind code | Number |
| COMMENT | |
| A | 2000-031754 |
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たぶん、VOXのTonelabで使っているテクニックです。カタログによると12AX7を使っていて、Valve Reactor回路と呼ぶそうです。 真空管の負荷をカレントミラーにして、プレート電圧をエミッターフォロアでカレントミラーをドライブして、真空管のプレート電圧を可変させるアイディアです。 トランジスタの耐圧を考えると高いB電圧は得意では無いと思うので、低電圧動作が念頭にあった物と思われます。 それほど、奇抜なアイディアでも無いため、先行公知事例を探すとしても、 さほど苦労はしないと思います。 こういう回路は Evolve Power Amplifiersの上條さん(Guru Kamijo)が好きそうですね。 | |
| A | 2004-158949 |
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踏んづけ(STOMP or Guitar pedal)タイプのCOOLTRONシリーズで使っているテクニックで、この特許の図2を使っています。 こちらはカタログによると低電圧動作で定評のある12AU7を使っているようです。 この回路をCOOLTRON回路と呼ぶのでしょうか? これは意表をついたアイディアで、グリッドをプラスに持っていって初速度電流を使って増幅させるようです。 | |
| A | 2004-312170 |
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実用化されているかどうかは確認できませんでした。 これに至ってはプレートよりグリッドに高い電圧をかけて プレートに入力!! グリッドから出力!!!! させています。 特許によると C=10μF RL=10kΩ V1=0.7V V2=5V としたところ、3.5倍の増幅率が正相で取れるそうです。 研究に値する回路ですし、乾電池による動作も可能そうなのでDIYには最適だと思います。 ちなみに 情熱の真空管(PassionateTubeAmplifier)の 掲示板で Ayumi's LabのAyumiさんに聞いたところによると ----ここから引用 特許を読み込んでいるわけではないので、外れているかも知れませんが、 その手の使い方は、負性相互コンダクタンスが得られる回路です。 プレートもグリッドも正の場合、 プレート電圧を上げると、 プレート電流とグリッド電流の電流の分配率が変わり、グリッド電流が減ります。 こういった特性は、5極管の場合だと、スクリーン電流をサプレッサの電圧で制御するとか (この場合はサプレッサを負にしておけるので3極管より使いやすいです)、 バリエーションがいくらでもできます。 単球でできる帰還発振器として、よく使われていたようです。 回路の例は、Theory and Application of Electron Tubesとか、 川上正光著「電子回路」等に載っています。 -----ここまで ちなみに掲示板では Inverted Tube Operationこんな回路 も教えていただきました。 | |
■最後に
当たり前の話ですが、上記は株式会社コルグ KORG INC.の
特許ですので日本国憲法で保障されています。
また、"Valve Reactor","COOLTORON"の商標もたぶんVOX Amplification Ltd.が押さえていると思います。
これらの権利を侵害した場合、当然、法律によって罰せられる可能性があります。
本コンテンツを利用して発生した不利益について私は一切責任を負いませんので、くれぐれも注意してご利用お願いします。
身に覚えのありそうな"権利関係に疎い新興国家のメーカー"や"多くのガレージメーカー"の
方々は特に注意してください。!!
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ORIGINAL '09/05/12