1987/12/31 「IN THE BEST FAMILIES」
ウルフとアーノルド・ゼックが戦うという有名な作品。
ウルフが失踪したり、アーチーが単独で探偵事務所を開いたり、話題の多い小説だし、楽しんだけれど、ウルフ対ゼックの中身は肩透かし気味。「ネロ・ウルフ 対FBI」の時みたいな趣向を見せてくれるかと思っていたのだが…。(案外、その辺の不満が「ネロ・ウルフ対FBI」
を生んだのかもしれない)
発端となる殺人事件は一応納得の行く説明が最後にされて、話をきっちり締めくくっている。(小味なものだけどね) ウルフ・ファミリーのファンには楽し く、ミステリとしてはさほどでもないというところで、ウルフものの水準作かな。