安倍川と釣り

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安倍川

 静岡市は市町村面積としては、日本で2番目に大きいという事を御存知ですか? しかも、一級河川がひとつの市町村内でその源を発し、そして海に注ぐまでの全てを含んでいるのです。 その静岡市の西を縦断するように流れているのが「安倍(あべ)川」です。 源流は南アルプスを望むほどの山奥で、そこからいっきに海へと下っているため、水量の多かった昔は結構な暴れ河川 だったようです。静岡市内には、「安東」と「安西」という地名があります。いずれも現在は 市のほぼ中心部に位置していますが、まさに安倍川の東と西に有った村なのです。  安倍川は豊かな伏流水でも知られ、私たち静岡市民のみずがめとなっています。 水質は日本全国の中でも屈指の上質度を保っています。上流の支流「 有東木沢(うとうぎ) 」は、わさび発祥の地 として有名です。現在有名な伊豆のわさびもここから旅立っていったと云うことです。

 支流の「藁科(わらしな)川」は、鮎釣りで有名です。藁科川中流の「木枯らしの森」は遠く 万葉の時代に歌にも詠まれていた有名な場所です。また、安倍川の上流には 金山 で有名な日影沢など、 歴史的にも数多くの名を残している川です。もちろん「安倍川餅」も有名ですよね。

 大きな支流は藁科川の他に西河内川・中河内川・足久保川・ 黒俣川 などがあります。 上流に行くと藁科川水系で新間谷川・水見色川・坂本川・よき又川・崩野川、 安倍川水系で仙俣川・藤代川・三郷川・関の沢川・コンヤ沢・日影沢・サカサ川などが有ります。

 私の渓流釣りの原点がこの安倍川です。本流はなおさらのこと、ほとんど全ての支流にも足を 踏み入れました。春3月、解禁とともにあまごやニジマス釣りで始まり 6月鮎釣りの解禁でいっせいに釣りシーズン開花となります。そして、10月半ばまで週末の 釣りが頭から離れないシーズンに入るのです。魚影は以前に比べ薄くなっているようで、 放流もののあまご・ニジマスなどは解禁1ヶ月ほどでほぼ釣りきられてしまうようです。 釣り好きなくせに朝の苦手な私としては坊主で帰る日も多く、「まあいいか」と気を取り直して 山菜をおみやげ代わりにするのが楽しみです。河原を歩いていることで満足してしまう 人間でしょうか、あんまり釣果は気にしていません。

 こんな安倍川を皆できれいにしていきたいですね。私もいつまでも安倍川で釣りをし続けたい。



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管理釣り場と釣り堀
安倍川には多くの釣り場があります。もちろん有料ですが、思う存分釣ってみたいという方にはお勧めです。 昨今の魚影の少なくなった折り、我が家でもあまごやニジマスが食べたくなると出かけます。 私たちが実際に出かけた釣り場をご紹介します。(1999年5月現在)

・相俣のます釣り場
安倍藁科漁協の管理釣り場です。藁科川の支流黒俣川にあって、渓流をそのまま釣り場にしているので 多くの渓流釣り師達も練習に来ています。大人2000円、子供1000円で7〜9匹放流してくれますが 、通いなれている人は川に残った魚(いわゆる残りマス)をねらうので、本格的な渓流釣りが 楽しめます。ここの魚は管理されているので質もよく、刺し身やあらいなどでも食べれます。 バーベキューも出来るので1日楽しめる釣り場です。

・日向のあまご釣り場
藁科川の上流日向地区にあります。諸子沢出合の位置にあり、バーベキューも出来ます。 ちょっとしたお店で山菜なども売っています。ここは時間制限無しで一人5匹まで釣ることが出来ます。 おもにあまごですが、ニジマスもいます。釣り堀形式なので子供でも気軽に釣りをすることが出来ます。 上流の市営温泉帰りの人たちがちょこっと寄っていったりしています。その場で焼いてくれるあまごは 最高。

・あまごの里
安倍川の支流中河内川のそのまた支流仙俣川、その一番上流、源流部にほど近いところにあります。 静岡市内からは一番とおく2時間以上かかるかもしれません。目の前にはすぐ井川の連山を望み、管理釣り場で 有りながら源流釣りの気分を味わえます。ここは、時間制限なしで既定数放流です。広い駐車場でテントも はれますし、もちろんバーベキューも出来ます。ここは殆どあまごで、そうっと静かに釣らないと なかなか連れません。ここの店でしか味わえない食事もあり、結構多くの人が訪れるようです。

・魚々(とと)の里
安倍川の最上流部にある釣り場、近くには茶屋・市営温泉・キャンプ場・金山跡など釣り以外でも 1日楽しめる場所です。ここも時間制限なし既定数の釣り場です。ここは訪れる客が多く見物客も多い為、 じっくり釣りをする向きには適していません。魚もあまごで警戒心が強い為、なかなか釣れません。

・北沢やまめ釣り場
いがまるさんちが最も訪れる釣り場です。安倍川の中流中平(なかひら)にある北沢という小さな沢 の水を利用して、道路からちょこっと入ったところに作られている釣り場です。ここは、竿1本とやまめ 3尾で1350円と一番手ごろです。やまめとあまごといわながいます。時間帯によっては全く釣れない時も ありますが、おおむね楽しめる場所です。釣った魚を焼いて食べるのは最高。特に、じっくり焼いた あまごの頭の部分は脂が乗って絶品です。いわなはじっくり構えないと釣れません。 挑戦してみますか?

・野猿のあまご釣り場
北沢のやまめ釣り場より下流、平野橋との中間地点あたりの道路沿いにあります。 ここも時間制限なしの既定数です。釣り場は小さな池といった感じです。 道路沿いということで訪れる人も多いようです。

・油山のフィッシングセンター
安倍川の中流、曙橋を渡ってしばらく細い道をいったところにあります。ここは、いろいろな魚が いて、餌釣り・ルアー・フライと3通りの方法で釣りが出来ます。静岡市内唯一のルアー・フライ釣り場 なので普段の日も客足が多いようです。ここは時間制です。イトウも放流しているとかでテレビでも 紹介されました。

安倍川以外の釣り場
・鱒の家(富士宮市)
県養鱒場の中にあります。養鱒場には50cm以上のニジマスやアルビノ(突然変異の金色)もいます。 小さな淡水水族館もあって、釣り以外でも楽しめます。養鱒場だけあって、ここのニジマスは肥えていて 釣った魚もエラから取り払ってくれるので、持ち帰って刺し身でも食べられます。既定量は1竿と1尾で それ以上は、グラムあたりの追加料金となります。小さなお子さんでは釣り上げるのに苦労します。

・やまめ平(島田市)
すでにテレビ等で紹介されたりして多くのお客さんが訪れるようです。場所はかなりのところで 大井川の川口発電所方面から入るか、藤枝蔵田方面から入るかの2つですが、急な山道を曲がりくねって 行きますので車に弱い方は要注意です。ここは時間制です。3/21オープンの日の釣り大会と 11/23の釣り場終了の日には釣り放題で、特に11/23の午後は池の水を抜くので子供たちのつかみ取り放題 は楽しみでした。生憎、いがまるさんちは子供が中学生になってからというもの行っていません。 たまに行ってみたいところです。

・ジュネス(大井川町)
大井川港にほど近い所に有りながら、大井川の伏流水を引き込んだ釣り場です。ここは、ルアー・フライ の専用釣り場です。広い池なので思う存分竿をふれます。大きな魚ばかり放流してあるので、強い引きと 取り込みを楽しめます。

・東山湖フィッシングエリア(御殿場市)  
ルアー・フライでは有名な釣り場で、東名御殿場ICに近いせいか関東方面から多くの釣り師がやってきます。 ルアー・フライ専用釣り場です。

・松川湖(伊東市)
伊東市のみずがめ、ダム湖です。ルアー・フライ専用です。日券1000円と安いのが魅力です。 湖畔も綺麗に整備されていて、釣りをしない方々も多く訪れます。

・ホリディロッジ鹿留(都留市)  
ルアー・フライでは有名な釣り場です。山梨県の為、関東方面から多くの釣り師がやってきます。 ルアー・フライ専用釣り場です。池と渓流の両方が有り、渓流でのルアー・フライも可能です。 また、餌釣りコーナーもあります。ここの魚は渓流の為身が引き締まって、食べても味が良いです。



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渓流釣り
渓流釣りの魅力はなんといっても山のきれいな空気を思いっきり吸いながら、釣る事以外何にも考えずに 無心で時間を過ごす事でしょう。釣果は結果としてのもので、釣れたほうがましではあるけれども 釣れなくても良いというのが、私の釣りです。魚はいないわけではないですし、そうそう腕がへたな わけでもないのに釣れない、という事は誰にでもあることで、その時々のいろいろな条件が左右します。 行けば必ず釣れるという保証のないところが、自然の釣りの基本で、面白さでしょうか。バカスカと 釣りたければ管理釣り場へ行けば良いし、釣れない憂さ晴らしもそこですれば良いわけだから。 昨今、放流しなければ魚影がないという現実では、「魚がいても釣れない」ということは 「くやしい」というよりも「まあいいか」の心境の方が大きくなります。
孫佐島付近の安倍川


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鮎釣り
6月になると安倍・藁科川も鮎釣り解禁となって、いよいよ「鮎の夏」という代名詞の始まりです。 鮎釣りには、友釣りと餌釣りの2通りがありますが、私は友釣りはしません。 まだまだ餌釣りの、あの浮きがスッと引き込まれる感触が捨て難いのです。それに、友釣りを始めたら 絶対夢中になること間違い無しだと分かっているから、もう少し餌釣りを楽しみたいのです。

8月のお盆過ぎると上流部でも餌釣りが解禁になりますが、それまでは比較的下流での釣りとなります。 餌釣りの対象は殆ど溯上してきた天然の鮎です。なかには大物も混じる時が有りますが、殆どは 12〜15cmぐらいの大きさです。餌はシラスで、これを1号から2号程度の小さな針につけます。 鮎を釣る前に、如何に餌を落とさない様にするかの方が難しいのです。

上流部が解禁になると、苔を食(は)んで大きくなった鮎が釣れます。私の釣果の最大は21cmです。この頃 釣った鮎は塩焼きにしても十分な大きさがあります。初期の頃の鮎は殆ど空揚げです。 いずれにしても鮎はとってもおいしい魚です。なるほど香魚というだけあって芳しい西瓜の臭いがします。



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海の釣り
横浜に生まれた私としては、子供の頃、当時の高島桟橋(今の横浜そごうのあるあたり)で釣りをして 以来遠ざかっていたのですが、昨年(1998)の夏、息子達といっしょに久しぶりの海釣りをしました。 渓流釣りの道具はわんさかあるのですが、海釣りの道具は一切無し、息子をお師匠さんにして 釣り具屋であれやこれやと買い占め一式そろえました。主に、海岸での投げ釣りと岸壁での釣りの道具です。 子供たちにしてみれば、自転車で釣りに行け、その度に釣り券を買わずに済む海釣りしか出来ないのは 当然なので、いつのまにか私のお師匠さんになっていました。

ただ、確かに海の釣りも面白いに越したことはないのですが、渓流釣りのような「攻めの釣り」に なれている私としては、どうも向こう合わせの待っている釣りは、やっぱりしっくりきません。 結局待ちきれずにリールを巻いたりとかして、どうも釣果はいまいちです。

海釣りの話題は少なくて申し訳ありません。もっと増えるように頑張ります。



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ルアー釣り
「父さん、ルアー釣りをやってみたい」という息子の言葉に、かねてよりチャレンジしてみたかった 私も、とうとう一昨年(1997)よりやり始めました。これがまた、やり始めると奥が深く面白いこと このうえありません。だって、あんな金属のスプーンの先端状のものに魚が食らいつくんです。 始めてみると、ルアーにもいろいろな種類があって、場所や天候でピッタリ合うものを選択すれば 心地よい釣果が得られるということですが、あまりに多すぎて...。 いろいろ試しましたが、結局スプーンがしっくりきます。このスプーンをロッドのアクションで 如何に本物の弱った魚に見せるか。水の中のルアーの動きを想像しながら釣りをしていると時間の立つのも 忘れます。

この頃、やっと初心者マークが取れるようになり、どこの釣り場に行ってもそこそこの釣果をあげる 事が出来るようになりました。と同時に、ルアー・フライの愛好者が増えることでの、そのマナーの 悪さ、魚への思いやりの無さに腹が立つ機会が多くなりました。「キャッチアンドリリース」なんて 格好の良いことばかりで「捨ててる」輩の多いこと。また、そういう方々が沢山釣っているんですね。 バーブ(返し)のついた針で釣り上げた魚なんて「捨てたら」弱って死ぬのは目に見えているのに。 「バーブレスの針で釣り上げ、リリースネットでもって水中で放してあげる。」こんな基本をやっている 人を管理釣り場で見掛けたことなど一度もありません。

私は基本的に「多く釣らない」「釣ったら食べる」主義なので、針もバーブがついてますし、釣った魚は すべて持ち帰ります。面白さと同時に腹立たしさを感じながら釣り場へ通うのが、私のルアー釣りです。



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