ほんまもんのアウトドアー


[kikuchan:1675] 正しいキャンプ

神戸@河合・みーしゃんです.
ご存じはんからのご要望に応えて,私の考える正しいキャンプのあり方を披露します.

●キャンプの場所は,清流沿いの河原がベストです.川はそのまま飲めるというのが必要条件です.古来,ヒトは川の水で食事を作り洗濯をし食物をつくってきました.キャンプ場に水道設備が必要なのは,飲み水を得られる清流がないからです.炊事場やテントを張る場所がなければキャンプができないと思っているヒトがいるのは残念なことです.

●テントを張る河原は,見晴らしがよく,しかも,見渡す限り人工物が目に入らないことが条件です.道路がすぐ近くにあるとしても,林などでうまく隠れるポイントを探しましょう.

●テント場付近に自分の仲間以外の人たちがいない.どんなに良いテントサイトでもすでにだれかがテントを張って行いたら他のポイントを探しましょう.誰にも気兼ねすることなく騒げるところがベストです.

●鳥のさえずりや風,小川のせせらぎ,焚き火の枯れ木のはぜる乾いた音など自然の音の他以外はいっさい人工的な音が耳に入らない.

●両岸が迫っておらず,見上げると大きな空(星空が望ましいのはいうまでもありませんが)広がっていること.沢登りなら鉄砲水がきても逃げるルートがあるかどうかを確認しておきましょう.

●焚き火は盛大にやりましょう.薪が得やすいいというのもテント場を選ぶときの非常に重要な要素です.ウイスキーをストレート(道から近ければワインがあればなお結構)でやりながら,そこで捕れた岩魚などが焚き火であぶり焼きされていたらもう最高,の気分です.釣果がなければ,チーズ(ロックフォールや ゴルゴンゾーラがうまいぞ)やスモークしたベーコン(数年前に黒部,柳又谷で食った手作りベーコン,桜のチップの香りが最高だった.そういえばキクはん,うまい薫製一度食べさせておくんなまし.)などでももちろんいいです.それもなければ,鱈の干物(軽くて長持ち)などでも充分です.

●夜は,酔いがまわってきたら,置き火になった焚き火の回りにマットをひき横になって,沢の水で水割り(ほんまもんのミネラルウオーターはまろやかですよ)をつくって火を眺めましょう.至福の時間が流れますよ.

●私は,キャンプはできるだけシンプルがよいと思っています.余分なものを極力そぎ落とし,どこまで自然に同化できるかがアウトドアスポーツの神髄です.そういえば去年は黒部恵振谷に行きました.泳いだりへつったり滝登りしたりして,お盆の時期でありながら三日三晩まったく人に会いませんでした.そして,毎晩盛大な焚き火をしました.大台北股谷は上記をある程度満足させる条件を持っています.オートキャンプ慣れしている方には,テント場の整地から始めなければなりませんから少し大変ですがワイルドで整備されたキャンプ場とはひと味違ったキャンピングができると思います.時期的には少し暑いかもしれませんが.それでは楽しい週末を.


[kikuchan:1809] 四万十川紀行

●昨晩,高知から帰りました.
南四国便りです.
足摺岬西,爪白キャンプ場に2泊,四万十川支流,黒尊川河岸に2泊して帰ってきました.
爪白キャンプ場は,足摺岬から1時間ほど西,海岸のすぐそばの好テントサイトです.草原のそばにはブーゲンビリヤの古木が赤い花を付けて立ち並び,まわりに適度に森があるため木陰もえ易く,斜景に幾重にも重なって山並みが見えます.トイレ,シャワールーム,炊事場も新しく清潔で,そのうえ管理料一泊一人300円のみ.海岸まで,50メートル,岩礁には数々の珊瑚礁,ルリスズメダイも泳いでおりスキンダイビングに最適です.道路際にあり,偶然立ち寄ったのですが,息子の穂高が「絶対ここで泊まる.」といいだしあっさり決めました.

土曜日は20張りぐらいテントがありましたが,普段は本当にすいてるそうです.管理人の叔父さんも親切.近くにスーパーや鮮魚店もあり,鰹のたたき美味.

2泊した後,中村市から四万十川をさかのぼり,黒尊川へ.四万十川は日本最後の清流といわれていることは周知の通りですが,その支流の黒尊川はなかでも最も美しく魚影がきわめて濃いといわれています.流呈は,十数キロメートルですが,上流に1300メートルクラスの山があり.その間,人家や田畑がほとんどないため,水の透明度が高いので有名です.噂通り透明度は約10メートル,川でこのレベル以上は望めないと思います.(後で本流で泳ぎましたが,透明度は約5メートル,魚も比較にならないほど少なかった.)

川が180度近く蛇行する河原にに絶好のテントサイトを発見,2連泊しました.すぐ前に深い緑に覆われた山があり,道との間に大きな杉林があるため道路からは死角になっています.

これのおかげで朝・夕の厳しい日差しがしのげます.水深4メートル弱,30メートルほどの淵があり,かみとしもに瀬があります.瀬から浮輪にのって勝手に流れていくとえもいわれない気持ちの良さです.夏の旅行の参考にしてください.

●黒尊川番外編.

その1.究極の水泳
四万十川本流もはやあまりにも有名になってしまい,好ポイントは,どこにいってもテントが張ってあり,カヌーも次々とやってきます.水量の多さ,河原の広さなど,四万十川ならではの雄大な風景,それはそれでとても素晴らしいのですが,黒尊川は我々以外テントは見かけず,それこそ秘境でした.
うちの子供達などは,すっかり自然児になってしまい,フリ○○で,泳ぎまくっておりました.私もまねしてみますとこれが最高に気持ちよく,淵のかみからたゆたゆと流されていきます.起床時に顔を洗う代わりに一泳ぎ,食事で汗をかいてはひと浸かりと病みつきになってしまいました.ひんやりとした清涼感が全身を被い,どっぷりと水に浸かったときの○○の浮遊感とあいまって何とも快感です.ここだけの話ですが,うちの女房なども,最初こそためらっていましたが最後の方には大胆にもはまりまくっておりました.(女性の場合はフリ・・なんというのでしょうか.)美和のヒャッホー状態は見物でした.

その2.魚捕り編
今回はシュノーケルを持参しました.水の中にはいると別世界が開けます.回りには無数の魚が泳いでおり,さっそく,水中銃とヤス(はがねの針先の本格的なもの)を購入,魚捕りに興じました.子供達は水中銃でゴリ(ここのものは大きく大きいものは10センチ近くあります.)を突きました.私は,岸壁沿いの鮎など大物ねらいです.これがなかなか難しく,ヤスを至近距離まで近づけ打ち込もうとするのですが,敵も警戒しており,あたりはあるのですが何度やっても逃げられてしまいます.耳に水は入るし,耳管はブチブチいうしでめげそうになりましたが,4日目の夕方,これで最後と気合いを入れて一潜り,岩陰に隠れる尺もの魚(うぐいなどの鯉系のの魚)を串刺しにしたたときには「やったぜ.」の連発でした.この快感は剣岳チンネ左稜線を登ったときの快感に似ているといったらわかってもらえるでしょうか.まさに男の狩猟本能をくすぐられる思いでした.

その3.キャンプと食事
夕食は,2泊はバーベキュー,後はビーフシチュー,てんぷら,でしたがなんといってもてんぷらがうまい.特にゴリのてんぷらと突いた魚を3枚におろしたものは最高.身はほくほく香ばしく,ゴリは少し苦みがあり小骨がかりっとして,酒もあてにこたえらえんという感じでした.
といような調子で.家族旅行は大いに盛り上がりました.最後に,このような無謀?な旅行を容認してくれた女房の美和に感謝・感謝です.とくに,キャンプ場でもなんでもない黒尊川の河原で「今日はここできまり.」と言ったときには,こいつもなかなかやるのうと,感激もんでした.河合のみーしゃん夏のリバーウオッチングまだまだ続きます.

来週はいよいよ白神山地,赤石川だ.


[kikuchan:1877] 白神便り

河合@神戸です.
昨日,白神山地から帰ってきました.

暗門滝を拝み,クマゲラの森をさまよい,赤石川二股で神事をとり行い,滝川のアイコンガの丸太岩魚に歳月を問い,滝川のボッチで海の風を見,至る所でブナの巨木とちぎりを結び・・・・沢屋,吉川栄一の文章の一節ですが,山仲間4人(ヒマラヤン奥村も一緒)で4泊5日,白神山地最深部の川旅を存分に楽しんできました.

水の美しさは北アルプスや大峰・大台にゆずりますが,人に荒らされていない,原初の自然ということにおいてはさすがに出色でした.登山道が皆無に近いため青森県側から入山し,沢から沢へ六つ継続して渡り歩くつもりでしたが,4日目の夜半から大雨,一晩中降り続け川の水量が数倍にふくれあがりエスケープ,秋田県側に下山し温泉で1泊して帰ってきました.

皆さんのメイルを見ても今年の夏の天気は最悪のようですが何とか4日間持ってくれたのは幸いでした.白神山地は,世界遺産に指定されてから一部の地域が入山規制されていますが,釣り師や登山者は相当数入っているようです.至る所に焚き火後がありました.林野庁は,当初,無条件に入山禁止としていましたが,本来この山にはマタギを始め地元の人々と共生してきた歴史があります.ただやみくもに入山規制するだけでは,森の価値をだれも正当に評価できなくなってしまいます.極力,森を汚さない,破壊しないという謙虚な姿勢で山とのつきあいを続けていくべきだというのが一部この山を愛する人々の考えです.最近は,山と人とのかかわり合いを考えながら,森を守っていこうという考えがでてきたようで,めくじらを立てない程度に規制緩和されてきているようです.

おかげで(どこがおかげや?),最源流部では,我々のような素人の釣り師でも岩魚がいれ食い状況でした.どんな小さなよどみでも必ず岩魚がおり,25センチを下るものはいません.特に40センチ級を釣り上げたときにしびれました.きくはんがいたら,きっと向こう十年は語るでしょうね.キクちゃん,一回大峰でも釣りをかねて沢登りにいきまひょか.

●ご存じはんや,ふくちゃんの格調高いアカデミックな話を読んでますと,遊びの話ばっかりで恐縮です.ふくちゃんのメイルの件ですけど,歯科疾患と心内膜炎,AHAの最新レジメ(JAMA1997.月がわかりません.ご希望でしたら調べます.)ですと,弁疾患患者のなかでも弁置換術後や心内膜炎既往患者などハイリスクグループなら,観血的歯科処置1時間前に2gのアモキシシリン内服投与というのが一般的です.ちなみに私は,カプセルを8個(1994年のレジメはなんと3g,12個だった)も患者に飲ませる勇気がなく,合成ペニシリン系(PIPCが最も多い)の抗菌剤を2g術前にIVしております.処置後は局所状態に応じて数日間抗生剤(最近はセフェム系が多い)を内服投与させます.当然のことと思っているのですが(歯科の世界ではなかなか全身管理という概念が根付きません),術中の循環変化に備えて心電図,血圧,脈拍,SpO2をモニターしながら処置を行っています.処置後のIEの発症率ですが,文献では0.数〜十数%と相当なバラツキがあります.私見ですが,一般にいわれているほどには発症率は高くないとかんがえています.しかしながら,昨年,福岡地裁で歯科処置が誘因となってIEを発症(供述書を読んでいると因果関係はないと思うのですが)し,抗生剤投与がなされていなかったということで歯科医師が敗訴になった事件がありました.このことから,歯石除去のような処置でも抗生剤の予防投与をしたほうが無難だろうと思われます.(このてのはなしはサクチンマンが本業でした.失礼しました.)