PD雑学メモ

腹膜炎って何?

腹膜透析をされている方は「腹膜炎」に注意するようにいろいろと指導をされていると思います。

ところで腹膜炎とはいったいどんな症状のことを言うのでしょうか?

 

一般的な腹膜炎そのものはCAPDをされていない方にも起こる病名です。

ここでは感染によるCAPD腹膜炎についての簡単なポイントをお話します。

CAPD腹膜炎が起こる代表的なものに、カテーテルを介してのものが挙げられます。

感染経路は他にもありますが、まずはその原因菌が何かを探り当てることが治療のスタートになります。

治療の具体的な処置などはその原因菌や症状に応じて先生が検討されます。

処置されるお薬(飲み薬・注射・バックへの注射など)は、その菌種に有効な抗生物質が中心となります。

 

腹膜炎の自覚症状としては、まず一般的に腹痛・吐き気・発熱・下痢などの症状がみられます。

そして排液の濁りが目で確認できるようになります。入院中や外来で、濁りの目安などは指導されていると

思いますが、少量の牛乳を水で薄めたような状態を濁りといいます。但し、濁りは腹膜炎以外

の理由で起きることもあります。例えばある種の血圧の薬の服用などによってなどです。

ですので、いつもと違う症状があったり排液の濁りが起きたらすぐに病院に連絡をすることが必要です。

 

炎症がよりひどくなってしまうと、カテーテルを抜かなくてはならなくなってしまうことがあります。

出口部のみではなく、感染に対する感覚をいつも忘れずに持ちつづけることや、

過度な疲労、体力の低下などを起こさないよう感染に負けないカラダ作りを心がけることも大切です。

 

尿中の白血球数を調べて尿路感染などを検査する試験紙(ルーコスティックスなど)を

使って、排液中の白血球数を調べ感染のチェックを指導されている病院もあります。

菌に感染すると、それを退治しようと体内の白血球数が増えるのを利用した評価方法です。

これは継続して毎日チェックすることが必要です。腹痛や排液の濁り発生の前に感染を発見することが

できるといわれています。この変化がすぐに「腹膜炎」と決まると言うわけではありませんが

一つのチェックとしては良い試験方法だと思います。但し、試験紙が湿度などで変化しやすく

比較的高価であることは最大の難点だとは思います。試験紙の管理方法が大切です。

 

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