PDの雑学メモ

薬のはなしその2・これがくすりのとおる道

使い方を間違えると人間のからだにとって毒にもなりかねない『くすり』。

今日は飲みくすりの通り道の話を簡単にします。

口から飲み込んだおくすりは一般的には胃や腸で溶け、粘膜などを通過して

血液中に移ります。血液によって全身に運ばれて患部や器官でその効き目を発揮します。

そのおくすりは腎臓や肝臓を通り、効き目のないものに変えられたり、また逆に効き目のない

形でからだに取り込まれ、患部や器官などで効き目を発揮するように作られているものもあります。

それからおくすりは腎臓を通って尿として、または糞中へと排泄されます。

PDをされている方は、腹膜にはりめぐらされている血管と透析液の間でのおくすりの移動があります。

 

例えば、全部同じように見える血圧のおくすりでも、腎臓から主に排泄される性質のものと

糞中に主に排泄されるものなどがあります。透析などをされていて、腎臓からの排泄量が

少ないかな?って思われる患者さんには糞中に排泄されるようなくすりが処方されたり

します。また、同じ成分名でも効き目の持続時間が違うくすりなどがあります。

あれ?前のおくすりと名前が似てる?なんて思っても、からだの中でのくすりのふるまいは

違うものだったりするのです。おくすりのまわりを加工したり、形そのものを工夫して

効き目を調節したりしているのです。

 

透析患者さんに身近な(?)炭酸カルシウムは、基本的にはからだの中に吸収されないで

食べ物と混じりあうことで、食べ物の中のリンをくっつけてそのかたちで糞中に排泄するための

ものです。ですので、食事中に飲むように指示されている方もいらっしゃると思います。

最近処方されることのある「錠剤」のものも、効き目を発揮するには食べ物と混じるように

胃腸において錠剤の形が壊れる必要があります。でも、炭酸カルシウムの一部が吸収されて

しまうことがあり、それによって高カルシウム血症を助長させてしまうとも考えられています。

 

おくすりが期待されている効き目を存分に発揮できるように、指示された飲み方を守りましょう。

 

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