PDの雑学メモ

ケア用品のこだわり(自分流)

ガーゼ1枚、綿棒1本、テープ1つ…何一つをとってもばかにしてはいけないぞ!!

というのが、ケア用品を取り扱いはじめて思っていることです。

日常なにげなく使っているこれらの衛生材料に、私がこだわっていることをちょっとだけご紹介します。

テープ

テープかぶれのコーナーでも触れましたが、テープ選びはむずかしいです。

普通は、けがをしたときのばんそうこうのように、そんなに長い期間

貼りつづけるものではないので、こだわる人は限られてくると思います。

たとえば、テープにはセロテープのようにテープの上にテープが直接重なって

巻かれているものと、重なっていないものがあります。(厳密には、剥離紙の有無です)

私は「なぜ剥離紙があったり、なかったりするの?」って思っていました。

布のテープにはほとんど剥離紙があります。逆に、プラスチックやビニールの

テープは剥離紙がありません。私のこだわりは紙のテープです。

紙テープには剥離紙のあるもの、ないものがあります。

その紙のテープの性質にもよるとは思いますが、経験的に剥離紙のある

テープの方が通気性よく、また“むれ”も少ないように感じます。

この違いは、テープ表面の加工方法の違いではないかと思っています。

ただ、患者さんによっては剥離紙のあるものは操作中に他の場所にくっついてしまったりして

失敗が多いと言われることもあります。

テープについては、まだ私の疑問が解決されてはいないので

更なる研究を続ける予定です。(つきつめると企業秘密にぶち当たるらしい。)

綿棒

普通は、赤ちゃんの日常ケアや耳そうじなどに使う大きさのものを

想像しますが、PDのケアでは15cmくらいの長さの綿棒が良く使われます。

綿部分の大きさは、好みや病院での指導によっても違います。

私は綿棒がどのように作られるのかにこだわりました。

同じような形の綿棒なのに、患者さんの評判がいろいろわかれるのです。

私が一番注意していることは、ケアの時に綿糸がほつれないものを!ということです。

?いったい何が違うのか?を調べてみました。

ほつれ防止のために、何本かの綿を巻きつけるのではなく、長い1本の綿を

巻きつけているもの、出来上がった綿棒の表面をコートしているもの、きつく

巻きつけているだけのもの、などなど製法が違うことを知りました。

綿棒もよーっく見ると、そんな違いがあるのです。

ガーゼと不織布

ガーゼといってもいろいろ種類があります。

まず、日本薬局方では糸と糸の交差する数でさらに規格がわかれています。

不織布とは、繊維を織ったり編んだりするのではなく、水分や熱でくっつけたものです。

一般に布よりも吸水性が高く、紙おむつや生理用ナプキンなどに広く使われています。

市販の小包装のガーゼは、タイプVといって、局方ガーゼの中ではめが粗いものです。

病院ではタイプUが採用されている施設が多く、タイプVよりめが細かいので分厚く感じる方がいます。

PDで、出口部が乾燥している方は布で十分ですが、ちょっと膿んでいる方などは、

若干割高にはなりますが出口が落ち着くまで不織布を使ってみるのもいいかもしれません。

糸がひっかかったりせず、傷口にくっつきにくいというメリットがあります。

実際には、よりくっつきにくいように製造されている不織布のガーゼも市販されています。(入手しにくいかも)

私のこだわりは、ガーゼをYに切って使うように指導されている方がいらっしゃる

のですが、そのような方には不織布の方がいいかなあと思っていることです。

布はどうしても出口にあたる部分で細かい糸がほつれやすいので、

糸が出口部に残りやすいのです。不織布ではその点は良好に保てると思います。

難点はやはりコストがかかるということではありますが。

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