PD雑学メモ

出口ってどうなっているの?

腹膜透析をされている方はこんなことを疑問に思ったことはありませんか?

先生や看護婦さんがよく「出口を消毒する」ということをお話されます。

でも、いったい出口ってどこまでを言うのかなあ???って。

患者さんやそのご家族からよく聞かれることに「(出口部の)奥まで消毒しないと

気がすまない」とか「どこまでやったらいいのかとても不安になる」ということがあります。

最近は施設によっては綿棒を使用しないケアの方法を指導されているところも

ありますが、患者さんによってはそれがなんとなく不安と言われる方や、綿棒を使用しているけど

不安のあまり奥まで綿棒などを突っ込み、出口部を必要以上に刺激してしまったという話も聞きます。

ここでは、出口とそのケアのお話をしたいと思います。

 

まず、カテーテルはただお腹の中にブスッと差し込んでいるわけではないということは

お分かりだと思います。その患者さんにもよりますが、数カ所でからだの組織に縫い留めて

支持しています(留めるものがカフと呼ばれるものです)。一般的には、からだの表面から

最初のカフに到達する前で、術後からだの組織と一体になったところの手前、表皮組織の

部分が出口部と言われています。そこからもっとお腹の中のほうへ入っていって、

腹膜に到達するまでをトンネル部と言います。(わかりやすい図をさがしましたが、

ちょっとみつけられませんでした。ごめんなさい)

 

「じゃあ、ちょっと中までが出口部だったら、やっぱりそこまでは消毒しないと!」

ということで綿棒をぐいぐい押し入れてしまうのは危険です。

消毒の必要性があることと、綿棒を押し入れるという機械的な刺激を与えることは

別だからです。一般にカテーテルケアで用いられている綿棒は綿球部分の幅が

1cm以上はあり、出口内部に挿入することはできません。しかし、もっと細い綿棒を使用される

ケースもあります。方法を間違えてしまうと消毒しているつもりが、雑菌やゴミなどを

出口内部の奥深くまで押し入れてしまうことが考えられるからです。

外から必要以上の力をかけるのはよくありません。

 

ケア用品のこだわりのところでも少し書きましたが、消毒のお薬(イソジンなど)を

綿棒などにつけなさすぎるのもよくありません。かわいた状態で出口部をごしごし擦って

細かい綿糸を出口部に残してしまうこともあります。綿球部分に十分に消毒液を浸すことも必要です。

安全に消毒するために最低限の清潔な手技を病院のスタッフなどに定期的に確認してもらい、

危険な自己流はできるだけ避けるようにしましょう。

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