ボーイスカウトのスカウトとは「先駆者」という意味です。自ら率先して幸福な人生を切り開き社会の先頭に立とうとする少年という意味を持っています。
ボーイスカウト運動は20世紀初頭のイギリスで、少年たちの手によって誕生しました。
1907年イギリスのベーデン・パウエル卿がイギリスのブラウンシー島で20人の少年たちと共に実験キャンプを行いその結果と自らが軍隊生活で経験してきた事をもとに「スカウティング・フォア・ボーイズ」という本を発行しました。
その本を読んだ少年たちが自分もスカウティングをやりたいと大人たちに懇願しボーイスカウトは誕生したのです。
ボーイスカウト運動の基本方針は「ちかいとおきて」の実践を基盤としてベーデン・パウエルの提唱する班制教育、各種の進歩制度、野外活動を成人指導者の協力によって一貫したプログラムにより教育する事を基本方針としています。
私は、名誉にかけて、次の3条の実行をちかいます。
1.神(仏)と国とに誠を尽くしおきてを守ります。
1.いつも他の人々をたすけます。
1.からだを強くし、心をすこやかに、得を養います。
ちかいは、自分自身に対してちかうものです。目上の人や自分を庇護してくれる人、ましてや組織とか機関、社会や国に対してちかうものではありません。スカウトにとって名誉がとても重要です。自分の尊厳、そして同時に他の人々の尊厳こそ人間の根源であり原点だからです。
少し前の日本、まだ旧仮名使いだった時代、「ちかい」は「ちかひ」と表記されていました。「ちかひ」の「ひ」の字は、古語で霊(たましい)を意味することから「ちかひ」は霊(たましい)に誓う、約束よりももっと厳粛な自分の魂に誓うことでした。そのために、「ちかい」はひらがなで書かれています。
おきて
1.スカウトは誠実である
2.スカウトは友情にあつい
3.スカウトは礼儀正しい
4.スカウトは親切である
5.スカウトは快活である
6.スカウトは質素である
7.スカウトは勇敢である
8.スカウトは感謝の心をもつ
おきては「スカウトのおきて」といいます。スカウトとして、毎日の生活の物差しとして自分の行動を律するものです。
「おきて」とは、心のおきどころの「おき」と方向を示す「て」という言葉の混成語であると言われています。おきては他律的な意味の濃い「掟」ではなく、自分の心のおきどころの方向を示す積極的で前向きなものなのです。
ちかいとおきてはボーイスカウト以上のすべてのスカウトと指導者が従うべきものでカブスカウトには「カブ隊のさだめ」、ビーバースカウトには「ビーバー隊のきまり」があります。
スカウト教育は、どのようなときにも、どのような場でも、すべての活動は「ちかいとおきて」を基盤としています。
ベーデン・パウエル卿が書いた「スカウティング・フォア・ボーイズ」この本は世界的なベストセラーとなりボーイスカウト運動に共鳴した少年たちによって現在のように世界的な運動に発展しました。
少年といえども社会に貢献できる、子供たちが人の役に立てる良い社会人に育つ手助けをボーイスカウトでは行っています。
ちかいとおきてを基盤に社会に奉仕し、自らを磨き、率先して動くことの出来る少年少女の集いの場がボーイスカウトです。