●イヌ:口臭●


口臭とは、口を開いた時に発する特有のにおいをいい、様々な病気の時、 その病気特有のにおいを発します。

犬では、歯石、歯肉炎、歯槽膿漏など歯に関する病気や口内炎、胃の疾患などによる悪臭の他に、 栄養失調、脱水症の時のアセトン臭、尿毒症の時の尿臭などがあります。
あなたの犬が口臭を発している時、まず、口の中を見てください。 歯石がついていないか、歯肉の炎症がないか、歯が抜けそうになっていたり、 ぐらついてはいないか。出血や口の中に腫瘤はないか。よだれを大量に出してはいないか。 もし、そのような徴候もなく、 単なる悪臭でないようであれば、他のことを十分注意しなければなりません。 食物の内容、毛の具合、尿の出具合などです。

動物病院では、もし、 歯石が原因の口臭であれば、口の中を綺麗にすることをすすめるでしょうし、 口内炎や胃炎などの場合は、内科療法を行うでしょう。
しかし、歯石が原因であっても老齢などにより、他の疾患が十分に疑える時は、 血液検査、生化学検査、レントゲン検査などの検査を必要に応じてすすめるでしょう。 口腔内に腫瘤がある時は、病理組織学的検査を行うこともあるでしょう。 いずれにしても、口臭の元の疾患を治療することが第一です。







家庭で口臭を発する疾患を治すことは無理ですが、日頃の手入れにより、 口臭の一つの原因である歯石を予防することは出来ます。 お菓子のような過度に糖分の入ったものや、体温以上に温かい食物を与えることを避けてください。
そして、最低2週間に1度、出来るならば1週間に1度、 動物用の歯ブラシを使って歯を磨いてやってください。 歯ブラシの使い方は、人のように上下運動は必要なく、 歯石の一番つきやすい歯と歯肉の接合面および臼歯の隣接面を軽くこすってください。 歯の裏側も忘れないでください。