2.リコーダーの調性と吹き方

 リコーダーは、特殊なものを除き、C管(ソプラノ、テナー)とF管(アルト、バス)の2種類に大別できます。指穴を全部 押さえた状態だと、C管はド、F管はファの音が出ます。これを吹き分ける際、F管の時には楽譜上のファを「ド」と読ん で吹く方もおられるかも知れませんが、僕個人としては、F管を吹く際には、C管での「ソ」の指使いを「ド」として、ここ からF管の指使いを覚えてしまった方が便利なような気がします(実際、中学校の音楽の授業ではそうやって教えて いる筈です)。これは、慣れないうちは混乱するかも知れませんが、どちらも使いこなせるようになれば、リコーダーに 関してはソプラノ〜バスまで、どの楽器にも対応できるようになります。
 


リコーダー運指表 (メックのリコーダーに添付されているものです)
   楽譜上声がF管、下声がC管となります。
   指穴を全部塞いだ状態(楽譜上段の一番左)だと、F管はファ、C管はドの音が出ます。



 全くの初心者の場合、どの楽器から始めるべきかという問題がありますが、これは学校での音楽教育同様、C管で 誰でも楽に持てるソプラノから始めるべきでしょう。
 時折、楽器店のリコーダー売場などでリコーダーを見ている親子連れを見かける事がありますが、横で話を聞いてい ると、形の小さいソプラニーノリコーダーを「子供用」と勘違いしている方が時折おられます。これは勘違いを抜き にしても、初心者には絶対にオススメできない事です。なぜならリコーダーの場合、高音域のものほど上手く聴かせる のが難しく、初心者が吹くと、失礼ながら騒音に近くなる恐れが多分にあります(笑)。それに、ソプラニーノはF管で、こ こから指使いを覚えるのはあまり好ましい事ではありません。

 リコーダーの吹き方については、小・中学校で習った方が大半だと思いますし、他の楽器と違って「音作り」、音を良く するための練習方法というのは特にありません。ただし、正しい姿勢で、一定の息で吹く、という基本は守るべきでしょ う。
 楽器は主に口と、右手親指で支えます。無論、他の指でも支えねばならぬのですが、指穴を塞ぐ指は早いパッセージ を吹く場合、なるべく軽く、速く動くようにしておくのが望ましいと思います。
 歌口は軽くくわえて下さい。噛んだりしてはいけません。不安定な息だと音も不安定になるので、常に一定の息で音を 出すよう練習して下さい。他の吹奏楽器と同じく、腹式呼吸の息で吹くようにするのがポイントです。


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