エンデュアランス号漂流
アルフレッド・ランシング(新潮社)
厳冬の漂流記ではナンバーワンである。あまりにも名著なので、まだ読んでいない方は是非読んでいただきたい。
現在は新潮文庫として文庫化されている。また、ほかにも似たような本が多数出版されていて、
映画にもなった。
20世紀の初頭に、ご存知アーネスト・シャクルトン率いる
大英帝国の南極横断探検隊(総勢28名)が
南氷洋に閉じ込められ、船を捨ててボードとソリで氷上を移動し、
およそ2年がかりで全員生還した実話で、実に感動的なドラマである。
数年前に会社で行なわれた「リーダーシップ研修」に参加したとき、
その研修の冒頭で「貴方にとってのリーダーとは誰であるか?」という設問があって、
間髪いれずに「アーネスト・シャクルトン!」と言ったら、「誰それ?」といった感じで誰も知らなかった。
その研修の講師も知らないようであった。そのときはガックり悲しい思いをしたのだが、
とっさに「カルロス・ゴーン!」などと切り替えたのであった。
この本がはじめて書店にならんだとき、
本のコシマキには厳冬のアラスカでテントを張り、オーロラが出るのを待ち続けているような
星野道夫さんの写真が載っていて、「この本はぼくの座右の書なんです。」と書いてあったので、
これもあわせて紹介をしておきたい。
(K)