アオスジアゲハ
先週,関東地方もやっと梅雨が明けたか,と思ったら,どっ!とセミが鳴きだし,
ぐわっ!と暑くなってしまった。
こう暑いと脳細胞がプチプチ音をたてながら,
毎日少しずつ死んでいっているのだろうなあ…
フトそんなことを考えながらスーパーへ買い物にいった。
今日は,わけぎが安い。ひと束98円だ。
わけぎと納豆と,“これぞ札幌ラーメン「つらぬき家」”というラーメンを買って店を出た。
昼メシがまだなのだ。
帰り道,近所のバス停付近で,一匹のアオスジアゲハがひらひら飛んでいた。
蝶というのは,見た目ずいぶん忙しない飛びかたをするもんなんだな。
以前,東京の23区内は既に95%強がコンクリートだと,
何かで読んだ記憶があるが,都会の蝶は,その残り5%弱の土と,
コンクリートとを,うまくバランスをとりながら暮らしているのかも知れない。
ガーデニングなんていうのも盛んだしな。
小学校の頃,いろんな蝶を捕まえて標本を作り,
夏休み明けに,その標本の入った箱を持って登校する同級生がいた。
いろんな蝶が羽をぴんと伸ばした格好で,ピンで留めてあって,
すごいなあ,といつも思っていた。
その頃,『昆虫採集セット』といって,注射器や麻酔薬や虫ピンなんかが入っている
セットが文房具屋に売っていた。
ぼくもこれを買って来て,蝶の標本を作ろうとしたことが何回かあったが,
結局のところ,いつも直ぐに飽きてしまって,
虫かごの中で死なせてしまった昆虫をそのまま放置していたような気がする。
当時の昆虫少年たちが一生懸命になって捜し求めていた蝶は,
イシガキチョウという名前の珍しい蝶で,見た目は障子紙に似ているなと,
いつも傍で見ていたぼくはそんなことを思っていた。
(K)