「ハンマークラビア」
2001/09/01
落川春秋

真っすぐに上っていく光の柱
手を触れたら壊れてしまうの?

愛の光が造る影
影に融けた時間
時間に融けた心

いつか別れる時がくる
いつか離れる時がくる
いつかくる別離が恐いからって誰にも出会わずに生きていける?

満たされたら それで終わってしまうの?
愛する人に愛されたら それで何も彼も終わってしまうの?
何も彼もが恐い
何も彼もが

ほんの少しの勇気を持てれば良いのに
ほんの少しで良いのに
身体の中に閉じ籠もってる心
ほんの少しの勇気が持てれば
心の力は現れるのに

弾けもしないハンマークラビアの前に立ち尽くし 時間の中に心臓の鼓動だけを響かせる
メロディは失われ 単調なリズムだけが 無音のままに どうにもならない心とだけ 孤独な和音を響かせてる

光の前に立ち尽くし 自分の造る影に足を踏まれているような
どうして こんな小さな一歩さえ踏み出せないんだろう
身体の中に閉じ籠もってる心
ほんの少しの勇気があれば
心の力は表れるのに

温かい光さえ 残酷な言葉に思えてしまう
優しい輝きさえ 冷たい宣告に思えてしまう
それはきっと
照らされる自分が 残酷で冷酷な影に染まっているから

ほんの少しの勇気が持てれば
心の力は現れて
小さな一歩を踏み出せるのに

弾けもしないハンマークラビアの前に立ち尽くし 記憶の中に未来を求めて心臓の鼓動だけを響かせる
心の中の鍵盤に そっと触れる

自分の音を響かせよう
自分の音を見つけよう
ほんの少しの勇気を持って
自分の音を出し続けよう

真っすぐに上っていく光の柱
大きな影を引き連れながら
小さな一歩を踏み出して
近づいていく

弾けもしないハンマークラビア
だけど心の中の鍵盤に触れたなら
自分の音が響くから
その音から始まっていく

ほんの少しの勇気を持って 小さな一歩を

心臓のリズム
心の鍵盤
光の旋律
心と光のハーモニー
自分の音色


「無限慟哭」 「無声鐘楼」 「闇之球体」 「強力ファイト」
(C)1998−2008 落川春秋