「ゴミの山」
2005/08/05
落川春秋
人生は自殺未遂で出来ている
子供の笑顔に殺される
人の体温にゆっくりと焼き殺される
全身を流れる血は憎悪
生まれながらに与えられていた血液は奪われて 全て憎悪に入れ換わった
肉体を形作る細胞は絶望
生まれる前から託されていた希望は殺されて 全て絶望に生まれ変わった
記憶を辿れば些細な出来事
自分しか覚えていない、他人にとってはどうでも良い出来事
記憶に刻まれた深い傷が延々と脳を痛ませる
心は狂いたがっている
狂うことで楽になりたがっている
感覚を取り外された人間に渡す時計は時を刻み続ける断末魔
人間の部品を集め続けて出来上がるのはゴミの山
電子部品を埋め込んでゴミから産まれた人間に人生を与える
気が狂うほどにあなたの名前を呼んだなら狂える時が来るだろか