「幻影に非ず」
2008/06/05(木)
落川春秋
夢で見ていた あの日のあの人
手を伸ばして 届かない
夢に夜は溶け込んで
きっと明日には 手が届く
そんな夢の中の夢
雨に降られた あの日のあの音
声を挙げて 届かない
雨に声は溶け込んで
きっと明日には 声が届く
そんな雨の中の夢
誰かを愛して 誰かに愛されて
願うことはいいでしょう
さまよう想いを受け止めて
願うことはいいでしょう
叶わないと知っていても
解らなくていいでしょう
風に吹かれた あの日のあの人
涙流して 微笑まない
風に涙は浚われて
きっと明日には 笑ってくれる
そんな風の中の夢
なぜと問われた あの日のあの歌
問いを重ねて 微笑まない
歌は問いに浚われて
きっと明日には 答えられる
そんな問いの中の夢
誰かを愛して 誰かに愛されて
信じることはいいでしょう
疑う心を押し止めて
信じることはいいでしょう
裏切られると知っていても
解らなくていいでしょう
夢を見ていた あの日のあの人
想い連ねて 伝わらない
夢は時に囚われて
きっと明日には 通じ合える
そんな時の中の夢
夢に見ていた あの日のあの人
こころ澄まして 重なりたい
夢は夢から放たれて
きっと明日には 目が醒める
そんな夢の中の時
誰かを愛して 誰かを愛し続けて
願うことはいいでしょう
明日の自分を求め続けて
信じることはいいでしょう
明日が来ないと知っていても
解らなくていいでしょう