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歴史上に起きた大衝突--ツングースカ隕石とシューメーカー-レビ彗 星

1908年、シベリアのツングースカ上空で何かが爆発し、半径20キロの木を焦がして円形になぎ倒すという事件がありました。幸いにもシベリアの奥地で、人間がいない場所であったので、死んだのはせいぜい一人と言われてます(もし人工密集地域に落ちていたら500万人以上の死者が出たと思われます)。逆にシベリアの奥地であったため、実際に何が起ったのかはなかなか解明されませんでした。探検隊が落下地点を調べたのは事件の20年後です。

 とっさに動くまもなく服に火がつき、強烈な突風(衝撃波)に吹き飛ばされて引っ くり返り、爆音のために耳が聞こえなくなったという。木々が地面にばっさり と倒れ、風が火を吹き消した。燃え続けるための十分な酸素を取り入れること ができなかったのだ。この人は意識を失い、焼け死んだり、木々といっしょに 吹き飛ばされずにすんだ幸運に気づくこともできなかった。二日後に意識を取 り戻すと、壊滅状態の光景の真ん中に、たった一人で取り残されていた。

「インパクト!」ゲリット・L・ヴァーシュアー より
のように語っているそうです。

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ツングースカの隕石による衝撃のエネルギーは15メガトン級と推定されています。隕石が石質隕石と呼ばれる、ざらざらとした石でできていた(金属をそれほど含んでなかった)ものだったため、空中で分裂してしまってクレーターのような地形は現れず、むしろ中心では木が倒れれず、周辺の木が外側に倒れるという奇妙な現象が起きたのだと考えられています。

アリゾナにあるバリンジャークレーターも4万9千年前に隕石の落下した場所として有名ですが、この隕石のエネルギーは10メガトン級と言われています。クレーターは幅1.2キロ、深さ200メートルですが、もし都市部に落下していれば、80キロ四方の地域を壊滅させるに充分なエネルギーを持っていたことになります。

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実際に直径数キロの彗星のかけらが木星に衝突するという事件が1994年に起りました。シューメーカー-レビ彗星の衝突です。衝突直後から、巨大な衝突の跡を見ることができました。写真はそのかけらの一つ(全部で21個が続けざまに衝突しました)の衝突の跡です。木星は地球より大きいので、写真の衝突跡の大きさは実は地球と同じくらいです。地球に同じものが落下したとしたら、恐竜絶滅に続く大災害を引き起こしたことは確実です。



Masahiro Maeno 平成14年3月15日