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偽物科学の常套手段

この他にも、いろいろな疑似科学がこの世には存在しています。それらの中に共 通して現れる間違いの構造として、
データを捏造する、あるいは隠蔽する
例:「16世紀の地図に南極大陸が 描かれている」(実は南米の海岸線が実際より長く描かれているだ け)
自分に都合の悪いデータは無視する
例:「ルルドの泉で病気が治った」 (治らなかった例の方が圧倒的に多い)
相関関係と因果関係を混同する
例:「ハゲの人はガンで死ぬ確率が高い」 (ハゲは高齢な人に多いんだから当たり前)
偏見と予断で事実をゆがめる
例:「ナスカの地上絵は地上からは描けな い」(ロープを使うと簡単に描ける)
反証不可能な、あいまいな議論を行う
例:「ノストラダムスの予言」(解 釈のしかたでどうにでもなる)
偶然の産物を偶然でないかのごとく提出する
例:「聖書の文字を並べ替 えると予言が現れる」
科学者は権威主義であると批判する
ヴェリコフキーの例など。
などがあげられるでしょう。みなさんも怪しい話を聞いた時は疑ってかかるよう にしてください[*]

念のため最後にもう一言。このような疑似科学は、間違っているから悪いのでは ありません(そりゃ、間違ってないに越したことはないけど、科学上の学説なん て、後でみたら間違っていたなんてことはいくらでもある)。問題はその論理に 上で述べたような欠陥があることです。正しく科学するためには、論理的に正し く、真面目で地道な研究が必要です。その地道さを放棄して楽に走ることが、疑 似科学へ落ち込む第一歩だと思います。



Masahiro Maeno 平成14年3月15日