我々の住んでいる宇宙の果てはどこにあるのだろう、という疑問は非常に古くからあるものですが、ドイツの天文学者オルバースは宇宙に果てがないとしたら以下のような矛盾が生じる、と述べました。
星の光は距離の2乗に反比例して弱くなっていくが、地球からある距離だけ離れた星の数は、距離の2乗に比例して増えるだろう。宇宙が無限ならば、あらゆる距離の星の光がどんどん足し算されてしまうので、宇宙は夜でも明るくなってしまう。
これは矛盾であるから、星の数は有限である筈だ。
これについては、たとえば「星の光は途中の星間物質で遮られるから」という説明がされたりもしましたが、「星間物質は光を吸収するが、吸収しっ放しではなく、赤外線などを放射する。その放射も計算にいれると、やはり宇宙から来る光(赤外線なども含む)のエネルギーは無限大になってしまう」と反論されました。
ではいったいなぜ、空は暗いのでしょうか?
この謎が解けるまでには、星の動きと宇宙の運命に関する、長い長いお話が必要です。