次へ: 銀河は後退する ハッブルの発見
上へ: 宇宙の運命 宇宙の広さ、そして宇宙の狭さ
戻る: オルバースのパラドックス 空が暗いのには理由が必要??
  目次
「恒星」という名前は「動かない」ということから来ています。ところが実は恒
星も動いている、ということに最初に気付いたのはハレー(17世紀の天文学者。
ハレー彗星で有名)です。彼はプトレマイオス(天動説体系をまとめた人。2世
紀)の天体目録を研究し、アークトゥルス、シリウス、プロキオンなどの星の位
置が、ハレーの時代とはずれていることに気付きました。他の星の位置は非常に
正確だったので、ハレーはこれらの星は動いている、と結論しました。これらの
星の動きを「固有運動」と呼びます。
ハーシェルはこれらの固有運動を詳しく調べ、ヘラクレス座の方向では星が広が
るように、逆の方向では星が収束するように動いていることを見つけました。ハー
シェルは「太陽自身がヘラクレス座の方向に進んでいる」と解釈しています。
この運動はさらに詳しく調べられ、その運動の傾向から、銀河系が回転している
ことが今ではわかっています。たとえば我々の太陽は秒速200キロ近い速度で
中心の回りを回っています。
Masahiro Maeno
平成14年3月15日