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酸素の発生

生物が生きていくのに必要不可欠なものである酸素は、太古の地球の大気の中に は含まれていませんでした。太古の大気は二酸化炭素と窒素、水蒸気が主成分で あったと思われています。酸素が発生するしくみとしては、大気の上部で紫外線 によって起こる

\begin{eqnarray*}
水 \to 酸素 + 水素
\end{eqnarray*}



という反応(水素は軽いので地球から脱出してしまう)と、植物による光合成に よるものがありますが、どちらが主であったのかはまだ確実にはわかっていませ ん[*]

なお、酸素からオゾンができるので、オゾン層が形成されるためにはまず大気中 に酸素が発生しなくてはいけません。オゾン層は大気に入ってくる紫外線を吸収 して弱める働きをしており、このことは生物が陸上へ上がるために不可欠な要素 となっているので、この点でも酸素の存在は重要です。

地球という惑星が水の惑星となり、生命の住む星となるには、いろいろな要因が 必要であったことがわかります。このような要因が少しでも欠けていると、金星 のような灼熱地獄になったり、月や火星のように空気のない世界になってしまっ たりします。そのように考えると地球に生命があふれていることは奇跡的なこと のように感じられます。



Masahiro Maeno 平成14年3月15日