日本の留学生受け入れ政策
●文部科学省の留学生受け入れ政策及び実績
日本政府は、日本の国際化を目指し、21世紀初頭には諸外国からの留学生を10万人受け入れることを目標に様々な施策を推進してきたが、2003年10月には10万人を突破した。国別の留学生は中国、韓国、台湾などアジア諸国からの留学生が全体の90%を占めている。また、いわゆる国費留学生は9000人ほどで、大多数が私費による留学であり、日本での留学には多くの経済的困難がつきまとっている。
これからは、量的拡大から、留学生教育の質的向上を目指した政府の政策転換と、そのための国民や地域社会の理解と協力が求められている。
文部科学省の留学生受け入れ政策及び実績などに関しては、現在、次の内容の資料などが公開されている。
文部科学省は11月11日に留学生に関する調査結果を公表した。
これによると日本全国の留学生の総数は10万9508人(2003年5月1日現在)で、初めて政府目標の10万人を突破した。これは前年に比べて1万3958人、14.6%増となったことによる。グラフのように2000年以降、留学生が急激に増加しているが、増加の中心は私費留学生であり、国費留学生は微増にとどまっており、10万人目標達成は日本政府の努力というよりアジア経済の発展によるところが大きい。
地域別では、アジアからの留学生が10万2089人(全体の93.2%)で、うち中国は7万814人(同64.7%)で前年より1万2281人、21%も増加した。以下、韓国1万5871人(同14.5%)、台湾4235人(同3.9%)で、その他地域では米国が1310人(同1.2%)で最多だった。
学校種別では、大学・短大・高等専門学校5万7911人、大学院2万8542人、専門学校2万1233人、大学入学資格を得るための準備教育課程1822人。専門学校は前年比23.6%増となっている。

I 留学生政策の展開
1 留学生受入れ10万人計画
2 主要国における受入れの状況
3 知的国際貢献の発展と新たな留学生政策の展開を目指して
II 外国人留学生の受入れの現状
1 留学生数の推移
2 外国人留学生数(出身地域別)
3 出身国別留学生数
4 在学段階別留学生数
5 国公私立別・在学段階別留学生数
6 地方別・都道府県別留学生数
7 留学生受入れ主要大学一覧
8 専攻分野別留学生数
III 留学生の受入れに関する施策
1. 入学までの施策
1 留学情報提供・留学相談
2 留学生の入国・在留関係手続き
3 日本留学準備教育の体制 ・ 外国政府派遣留学生等に対する予備教育 ・ 準備教育課程の役割
4 国費外国人留学生制度による募集
5 私費外国人留学生の入学
6 日本留学試験
2. 在学中
1 留学生の教育指導体制
2 留学生の生活支援
3 地域における留学生支援
4 国際研究交流大学村(略称:国際大学村)
3. 帰国後のフォローアップ
1 (財)日本国際教育協会の事業
2 日本学術振興会による事業
3 外務省による事業
4. 就学生に関する施策
IV 短期留学
1 短期留学とは
2 短期留学生数
3 短期留学生のための奨学金
4 国立大学における英語による短期留学プログラム(学部レベル)
5 私立大学における英語による特別コース(学部レベル)
6 最先端分野の学生交流
V 日本人学生等の海外留学
1 海外留学の現状
2 海外留学に関する施策
VI 高校生の留学
VII 平成14年度留学生交流関係予算主要事項
詳細は、文部科学省「留学生交流の推進」へ