-Isetta's History-
Catalogue-カタログ
 BMWイセッタは実在する車である。1955年から1962年まで販売され、現在でも走行可能。日本国内でも希に目にすることがある。その丸っこいフォルムからバブルカー(泡の中に入っているようだからというのが語源)とよばれ、その後のメッサーシュミット、ハインケル、ブルッチェ、ゴゴモービル、ロイドアレキサンダー、国内ではスバル360、フジキャビンなどのバブルカー人気の元祖となった。

 イセッタはもともとイタリアの車メーカー”イソ社”によって開発され、1952年に発売された。だが当時イタリアにはフィアット500という車があったために車体の前面がドアという形状こそ斬新であったものの高い評価は得られなかった。ちょうど同じ時BMWは小型車としてスクーターの生産を考えていたが首脳陣がイセッタのフォルムに惚れ込み、多くのライセンス競争の中、大金を出資しBMWがそのライセンスを勝ち取った。

 55年BMWから発売されたイセッタはその当初から爆発的ブームを巻き起こし、単気筒250ccエンジンを300ccにアップしたことでその人気を不動のものとした。警察署や郵便局で採用さていたということからいかにイセッタが大衆から支持さていたかがうかがえる。(本サイトの中にパトカー郵便局車があるがあれは実車が存在するのである。)その後、さらに600ccエンジンを搭載したイセッタも発売されたが300ccのイセッタほどは人気はでなかった。ほとんど実車の写真も残ってはいないがイセッタピックアップタイプなども存在した。

 勢いあまったBMWはイセッタをイギリスで孫ライセンス販売し、アメリカ輸出仕様までも作り上げた。おもしろい点といえば、3輪のイセッタの方が先と思っている人もいるが、先に4輪車がでて、後にでたイギリス仕様のみが後輪1輪の3輪車である。3輪になった理由はイギリス国内で3輪の税金が4輪にくらべ格段に安かったため購入しやすくするためと言われている。ほかにもフランスのベラムイセッタなどの兄弟車も存在する。

 ちなみにイソ製のイセッタは2ストロークエンジンだったがBMW製は4ストロークエンジンである。
一応大人2人子供1人が乗れる設計となってはいるが何故体の大きいドイツ人にこんな小さな車が愛されたのかは謎。

生産台数は約16万台。
 
実車データイセッタ250(300) 輸出用
車体
ホイルベース
トランスミッション
タイヤ
エンジン
タンク
排気量
馬力
駆動
重量-最大重量
最高時速
2285mm×1380mm×1340mm
928mm
4速マニュアルトランスミッション
4.80-10
4ストローク空冷水平対向単気筒OHV
13g
247cc(295cc)
12馬力-5200rpm(13馬力-5800rpm)
後輪駆動
230kg-350kg
85kim
2285mm→2355mm