オープンリールデッキ

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オープンリールデッキ
オープンリールデッキの回る様をご覧になったことがありますか?

是非一度ご覧ください。近頃はCDやらMDやら回転記録媒体でありながらメディアの回転する様子を見ることがなかなかできなくなってきています。

それぞれのデッキの画像をクリックするとリールの回る様子がご覧いただけます。(録音されている音は、著作権の関係で消去してあります)

*再生にはWindows Media Playerが必要です。また、ファイルサイズは各ファイルとも約500KBです。 ブロードバンド環境でない方は接続時間にご注意ください。

*現在は、画像が小さくてあまり美しくないので、ブロードバンド用に大きなファイルのアップロードを将来に向け検討中です。--->ただ、MPEG2等にした場合、サーバー容量との兼ね合いが悩みの種です。

 
オープンリールデッキの面々
 

現在活躍中のオープンリールデッキ、合計4台あります。(本当にマニアですね)

Akai GX-77は学生時代に本当にほしかった機種です。20年経った今、インターネットオークションでやっと手に入れました。

同じAkaiのGX-635Dです。一番最初に入手したデッキです。オートリバースなので長時間再生ができ重宝しています。

TASCAMの33-2、通称ツートラ・サンパチです。他の3台の19cm機とは一味違う音を聞かせてくれます。

そして、最後のオープンデッキ(たぶん、これで最後の購入になるでしょう)と思われるTEACのX-2000Rです。ヤフオクでかなり状態の良いものを手に入れました。当然オーバーホールも必要になったので、総額は結構な金額になりました。

Kenwood KT-1100DでFMエアチェック(もう死語ですね)を楽しんでいます。以前、クラシックの生放送を4台で一斉に録音してみました。デッキ4台のリールの回るさまはそれはもう圧巻でした。

 
Akai GX-77
 

Akai GX-77です。

 カセットの普及が進み、オープンの存在意義が薄れてきた1980年初めに一石を投じた「FMエアチェック・マスター」。従来のオープンデッキの取扱いの難しさを、逆転の発想で解決した、その名も「Λローディング」。
中央のローラーがテープを持ち上げ、走行状態にするというメカでした。

 また、カセットのハイポジションにあたるコバルト系の磁性体を使い、高域周波数特性を向上させた「EEポジション」も装備しています。当時は19cmで38cmに匹敵する性能がもてはやされました。9.5cmでも従来の19cmのクオリティで長時間録音ができるため、コストパフォーマンスも優れたものでした。

 悲しいかな、そんなAkaiの技術もカセットのメタルテープの出現により、オープン19cm並の音質を実現されてしまっては、使い勝手の劣るオープンに勝ち目はありません。起死回生の一発とはならず、オープンは衰退の一途を辿っていくのでした。(メタルカセットテープの誕生により、エルカセットも消滅の憂き目を見たようです。)
 

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Akai GX-635D
 

Akai GX-635Dです。1976年ごろの製品です。

4トラック2チャンネルの19cmと9.5cmのリバース機です。タイマー録音もできるのでエアチェック(死語)には重宝します。

特徴はやはりGXヘッドでしょうか。Akai独自のフェライトをベースとしたヘッドで対摩耗性に優れています。(Akaiは最後までこのGXヘッドにこだわり続けました。各社がアモルファスヘッドを全面に押し出してきてからも、頑固一徹「ニューGXヘッド」でフェライトを貫きました)

10号オープンデッキならではの贅沢な造りとなっています。リバース機のためヘッドはなんと合計6個並んでいます。(クリーニングが非常に大変です)

通常のデッキではキャプスタンを駆動するのはベルトが主流で、これが経年劣化でダメになり動かなくなるケースが多いのですが、本機はダイレクトドライブですのでその心配がありません。

また、カウンターもリニアタイムカウンターだったり、左右のテンションアームがロックでき、テープが架けやすい、10号用リールクランパも、内側リングを回すことで固定できたりと、価格の割にはさりげなくお洒落です。(確か、定価\165,000)

AKaiが絶好調の頃の製品だったように記憶しています。大きくて重い「録音機械」です。
マニアはその昔、こんな重たい機械を担いで「生録会」(これも死語)に出かけたりしたんですね。

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TASCAM 33-2
 

TASCAM 33-2です。 TEACのプロ用ブランドです。(画像をクリックすると動いている様子がご覧いただけます。ただ、画質は悪いです)

TEACはその昔からテープレコーダーには定評のあるメーカーでした。現在も、国産メーカーで唯一民生用(正確にはスタジオ用?プロ用にはDENONも作っているので)のデッキを作っています。現在では可能な限り、修理の受付も行ってくれます。

ただ、国内唯一のメーカーとなってしまったこと、TEACの会社自体、オーディオよりコンピュータ機器への比率のシフトを図ってきていることから、TEACのオープンデッキはいずれSONYのように「第2のベータマックス」の道を歩むのではないか、と心配しています。(そのベータマックを私は最近修理して使っています) (笑)

いわゆるツートラ・サンパチデッキです。高価なテープと相まってコストパフォーマンスは最悪です。(笑)

しかし、その財布のすきま風を埋めてくれるのは、やはり19cmとは一味違う「余裕のある音」です。19cmとは音の伸びが違います(違うような気がします)。

メカは、きわめてオーソドックスな造りとなっています。シンプルな造りに徹しており、シングルキャプスタン、3ヘッドのシングルウエイ機です。発表当初は、ちょうどEEポジションテープが発売された頃のはずですが、民生用ではない、との差別化のためかEEポジションは装備されていません。

難点がふたつ。ひとつはヘッドがパーマロイ系(?)で摩耗のためそろそろ交換が必要と思われること。もう一つはプロ用なので留守録音ができないことです。

こちらも中古購入のため、エンブレムが付いていませんでした。メーカーに注文してみましたが、在庫なしとのことで自作の情けないエンブレムになっています。(一見それらしく見えますが、よく見るとコピー品だとばれてしまうような出来映えです)

しかし、機器としての性能は一級品で、モーターの強力なこと。早送り、巻戻し時の音などなどまるで扇風機のようです。現在は、ここぞという時のエアチェック機として活躍中です。音質も、他のデッキより遙かに高音が伸びているような印象を受けます。見方を変えればデジタル的な音なのかも知れませんが、他のデッキとは一線を画しています。

 

 
TEAC X-2000R
 

TEACの民生用最後のオープンデッキX-2000Rです。
クローズドループ・デュアルキャプスタンの4tr19cmのオートリバース・6ヘッド機でEEテープ対応、dbx搭載の「これでもか」、と言わんばかりの機能満載デッキです。
特にカウンター付近の細かいスイッチ類は複雑を極めており、マニュアルなしにはとても操作できません。

一番最近の入手です。X-1000Rを狙っていたのですが、なかなか落札できずにいたところ新品同様の本機を見つけ落札できました。ラッキーでした。

外観・ヘッド共、非常に良い状態で操作ボタンなど新品の様にピカピカ光っていました。ただ、経年劣化には勝てず、ベルト・ローラー類に難がありオーバーホールして使っています。

主にFMエアチェックに活躍しています。時代の流れで、デジタル機に主役の座を譲ってはいますが、音を出すまでの一連の作業に加えて、10号リールの回るさまは見ている者の心を和ませてくれます。アナログならではの柔らかな音質はやはり捨てられません。そんなわけで、気に入った番組はデジタルとオープンの両建てで録音して楽しんでいます。高いテープを購入するのも、リールの回るさまに癒されたいからでしょうか?

オープンは走行速度が速いためテープヒスがカセットに比べて少ないと噂には聞いていましたが、良く耳を澄ませばやはりノイズは存在します。ピアニシモではどうしても目立って来ます。そこでdbxの登場。スイッチを入れて緑色の「dbx」のランプが点灯した瞬間、サーっというテープヒスノイズは嘘のように消え去ります。

気になるブリージングですが、基本的に保存用マスターはDATかMDで同時録音しているので、心理的におおらかな気持ちで聴けるせいかあまり気になることはありません。アドレスでも同じことですが、よーく聞き込まなければ気にならないレベルです。

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アドレスユニット・デッキセレクター・タイマー
 

オープンデッキが4台もあるので、デッキセレクターは必須です。4台のオープンデッキを2台のアドレスユニットを介してデッキセレクターに繋いでいます。
留守録用にタイマーも必要になります。今はなき赤井電機のプログラムタイマーです。

タイマーにはX-2000R、33-2を除く全てのデッキ類が、構成を考えた本人ですら忘れる位複雑なタコ足配線で接続されています。
たまに、オープン2台、DAT、MDそしてCD-Rとタイマーを使って同時録音を試みることがありますが、電源がデッキ類に入ってまもなく、それぞれのメーターが一斉に振れ出す瞬間は、いつ見てもぞくぞくします。特にオープンやカセットはメディアが回っているのを目の当たりにできるので感動もひとしおです。

 
セカンドチューナー&タイマー
 

当家にはサブチューナー(Kenwood KT-7020)とサブタイマー(A&D DT-128)があり、TEAC X-2000Rと直結しています。

この理由は、現在当家のエアチェックシステムはDATやMDのデジタル機器がメインで、必然的にひとつの電気系統にぶら下がる状態になっているため、エアチェックする番組が1日に複数になる等、時間的にデジタル機器の録音時間(DATで2時間)を超過する場合がまれに発生します。

その時にこのサブシステムが活躍します。まず、番組をメインとサブに格付けし、メイン番組はデジタル機器に、サブ番組はX-2000Rに録音します。X-2000Rはdbx内蔵なので19cmでも、最長90分はOK。リバースのタイムロスを我慢するなら3時間は録音できるので、番組の録り漏れはまず発生しません。

後日X-2000RからCD-RやMDにダビングを行い、めでたくデジタルライブラリー(?)の完成と相成ります。
でも、このサブシステムが活躍したのは今までに一度もありません。良いことなのか、無駄なシステムを構築しているのか、判断に悩むところです。

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オープンリールデッキ関連用品(バルクイレーサー)
 

オープンデッキにはあると便利な、SONYバルクイレーサー、BE-8です。
消去一発、いちいち無音録音の手間を省けます。

現在は市販されていませんので、貴重品です。
右側の丸い出っ張りにリール中心部を差し込み、ぐるぐる回しながら左の白枠上を通過させることで消去を行います。

 
ヘッド・イレーサー&クリーニングキット
 

オープンのみならず、テープデッキには必需品のヘッドイレーサーとクリーニングキットです。
テープデッキのヘッドは録音再生を重ねることで徐々に帯磁し、高音性能が低下するので、その磁気を消去するために使用します。消磁器という名ですが、取扱を誤ると逆に「帯磁器」になります。

右側はおなじみクリーニング液です。赤がヘッド等金属用、青がゴム用です。
綿棒を使ってクリーニングしますが、最近では木でできた綿棒の入手が困難になってきています。ドラッグストア等で売っている紙製芯の綿棒では強度不足で細かい作業は木の芯にはかないません。

 
スプライシングテープ・センシングテープ・リーダーテープ
 

オープンテープは編集するのが当然、というのはプロの世界。というのが現在の実体でしょう。その昔は、アマチュアでもオープンテープを切り刻んで曲のつなぎ合わせを行ったものでした。
そんな時テープ同士の接着に使うのが「スプライシング・テープ」(左端)、オートリバース機のリバース機能を使用可能にするのが、アルミホイルのテープ版のような「センシング・テープ」(中央)です。

右端のまだらテープは、「リーダーテープ」で、市販のプロ用(最近は民生用テープは販売されていません)テープはリーダーテープが無いことが多いので、これを用いて自分で付け足します。

このほか、編集を容易にする、「スプライシングブロック」もありますが、私は所有しておりません。

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最終更新日 : 2004/01/10