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<2007年5月5日>
「生きる意味が分からない」というあなたへ (Part 2)
どうぞあまり結論を急がないでください。悩み考える事もいいですが、人生をエンジョイする事
もいいように思います。
私が昨年の地球マネジメント学会で「生きる意味」について紹介した見解を下に記しておきま
すので、ご参考にしていただければ幸いです。
(1) 『愛と癒しのコミュニオン』(鈴木秀子)
この世を生きていく、この地上を旅するというのは、お互いを大切にし、愛を深めるため
の試練なのかもしれません。自分が自分自身であり、自分の弱さも受け容れ、他人とも愛でつ ながり、その愛を深め、自分を大切にし、相手をもいつくしむ。人間性を深めていくように、とも に援助しあい、エネルギーを出しあうことが、生きていくということの意味ではないかと、私はし みじみ感じています。(193頁)
(2)フランクル『それでも人生にイエスという』
・『夜と霧』の著者として有名なフランクルは、「ナチスの強制収容所のような状況にあっても、
なお人生にイエス」という。
・私たちが「生きる意味があるか」と問うのは、はじめから間違っている。人生こそが問いを出
し私たちに問いを提起しているからで、私たちは問われている存在である。(27頁)
・行動する存在としてだけではなく、愛する存在としても、体験で人生を意味のあるものにする
ことができる。(35頁)
・結論「人間はあらゆることにもかかわらず(困窮と死にもかかわらず、身体的心理的な病気
の苦悩にもかかわらず、また強制収容所の運命の下にあったとしても ー人生にイエスと言 うことができる」(162頁)
(3) 五木寛之・稲盛和夫 『何のために生きるのか』
・(稲盛)「旅立っていく私のたましいをより美しいものにしたいという気持があるのです。それが
どうも神さま、あるいは自然が、われわれに与えてくれた“人生の意味”なのかもしれないと思 います」(122頁)
・『稲盛和夫の哲学ー人は何のために生きるのか』
稲盛は人生の価値に関して、「人間性を高めるために、われわれは現世で生きている」の
であって、「人生というものをひと言でいえば、“心を高めるプロセス”である」と指摘している。
(34頁)
(4)石井ゼミ2004年夏期合宿テーマ (ゼミ生約50名の参加)
「自然の胎内で生きる意味を問う −宇宙の中心で、愛を叫ぶ“私”−」
・生きる意味とは、幸せを感じること
・その幸せを求めるのに、様々な人と関わり合い、支えられて生きている
・自分一人が幸せになっても満足できない。だから人は家族をもち守っている。自分が幸せに
なるために誰かを幸せにする。だから幸せを探し目指していくことが生きる意味だ。
・生きとし生ける全てのものには、誰かのために生きる義務があり、また誰もが、何かに生かさ
れている。
・幸せになる過程が生きる意味、生かされていることを知ること、子孫を残すことが生きる意
味。
・地球があってこそ私たちの生命はある。地球とは一体である。生きていくことは、両親や地球
に感謝し、日々成長していくこと。
・「生きている」のではなく、宇宙や地球という母体に「育てられている」→
・生きることは、次の世代に「つなげる」こと
・生きることは死ぬこと。いつか死ぬから、生きる意味が生まれる。
・自分一人の力で生きているのではないと気づき、そのことに感謝し、自分自身や周りの人、
モノ、事象との関わりを、少しでも良くする努力をすること。
・幸運とは努力そのもの、結果ではなく過程が大事。何かを頑張っている人は輝いて見える。
それが生きる意味。
・人間の生きる意味とは、美しい大自然とともに、きれいな環境を守るために
もっと良い環境をつくるために、生き続けること。これは地球の最高級動としての人間の責
任、使命だ。
・「生きる」ことを考えるのは,すべてのことを考えることであり、出発点だ。
・人は、生まれてきてよかった、生きていて良かったと心で感じて、たくさん笑う。そこに生きる
意味がある。
・今この時を生きていくことで、生きる意味をどんどん積み重ねている.だからひと言でいえない
終わりのない過程で、その過程をどう生きていくかということが、自分の生きる意味につなが る。
・去年父の「死」に直面して,はじめて「生」(生きる意味)を考えた。生きるということは、自然で
も人間でも、他と関わりあっていくこと。
・生きることは何なのか分からないが、“生きることの大切さ”を感じた。
・生きるために生きる。生きる意味を見出すのではなく、意味のある生き方を心がけたい。
<『地球マネジメント学会通信』第60号、2004年12月に掲載>
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