石川伸明の「衣服学の世界」 |
衣服の本質人体をおおうものを一般に被服(ひふく)という。被服のうち、胴部または四肢をおおうものを特に衣服(いふく)という。帽子や靴は被服に含まれるが衣服とは言わない。類義語に、服装、服飾、衣裳、衣料、装束、服、衣(ころも)などがあり、それぞれにニュアンスが異なる。 人は被服を用いるほとんど唯一の動物であり、誕生から死亡まで被服を常用している。被服は人を他の動物から区別するメルクマール(徴表)となりうるものであり、したがって人間性の本質に関わっていると言える。 被服の起源についての定説はないが、厳しい自然の環境に適応して身体を保護するためとする説、集団のなかでの地位を表示するためとする説、美しくありたいという美的欲求のためとする説などがあり、いずれの説も真実を含んでいると思われる。 前へ | 次へ |
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