石川伸明の「衣服学の世界」



衣服の材料


衣服の材料には、主として繊維製品が使用される。繊維とは「細くて長いもの」の総称である。衣服に使用される繊維には、天然繊維化学繊維とがある。

  • 天然繊維

    • 植物繊維

      綿(めん・コットン)・麻(あさ・リンネル)

    • 動物繊維

      毛(け・ウール)・絹(きぬ・シルク)

  • 化学繊維

    • 再生繊維

      天然に得られる繊維分子をもとに、人工的に形づくられる繊維。レーヨン、キュプラ。

    • 半合成繊維

      天然に得られる分子に化学反応によって合成物を付加した繊維分子をもとに、人工的に形づくられる繊維。アセテート、プロミックス。

    • 合成繊維

      石油・石炭を原料とする化学反応によって合成した繊維分子をもとに、人工的に形づくられる繊維。ナイロン・ポリエステル・アクリル・ポリウレタン。

には織物、編物(ニット)、不織布(フェルト)とがある。織物は、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を交錯させてつくる。編物(ニット)は、糸をループ状にからみあわせてつくる。は繊維を撚りあわせたものである。不織布(フェルト)は、糸からではなく、獣毛繊維の縮重性を利用して繊維をからみあわせてつくる。

衣服の素材としては布が適している。布はしなやかに変形するため、人の動きに対応しやすい。布を裁ち縫いあわせることによって衣服が構成される。布を裁ち縫いあわせることを裁縫(さいほう)という。

ふとん綿などの綿(わた)は、布ではなく繊維をそのままの形で集合させて用いる。繊維製品以外では、皮革、毛皮なども衣服の材料とされる。ボタン、スナップ、ファスナーなど、プラスチック、金属も利用される。


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講義ノート(目次)
  1. 衣服の本質
  2. 衣服の機能
  3. 衣服の材料
  4. 衣服の管理
  5. 衣服の整理
  6. 衣服の構成
  7. 衣服の製作
  8. 現代の衣生活
衣服学の世界(入口)

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最終更新日:2007/10/01
(C)石川伸明 ISHIKAWA Nobuaki 2005-