石川伸明の「衣服学の世界」



衣服の構成


衣服を構成するには、人体の形態(けいたい)と動作(どうさ)について知ることが必要である。

布が平面であるのに対して人体の表面は曲面であるから、人体の表面を平面として扱うことができる範囲ごとの部分(パーツ)に区分し、それらを合体させて衣服を構成する。平面として扱う範囲は、衣服材料の性能・製作の技術・着装の方法に依存する。

体型(たいけい)から離れた衣服はありえないが、動作に応じた適切なゆとりがなければ人は動くことができない。人体と衣服には、言わばつかず離れずの関係が求められる。

  • 平面構成と立体構成

    • 平面構成

      人体に密着せず通気性がよい。平面的な布を人体に巻きつけ紐などを用いて着装するため、着装にあたり着付け(きつけ)の技術を要する。収納に場所をとらない。

      直線裁ち・直線縫い。和服。

    • 立体構成

      機能的であり活動に適する。体型に合わせて立体的に構成するため、製作にあたり型紙製図(かたがみせいず)立体裁断の技術を要する。収納に場所をとる。

      曲線裁ち・曲線縫い。洋服。


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講義ノート(目次)
  1. 衣服の本質
  2. 衣服の機能
  3. 衣服の材料
  4. 衣服の管理
  5. 衣服の整理
  6. 衣服の構成
  7. 衣服の製作
  8. 現代の衣生活
衣服学の世界(入口)

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最終更新日:2007/10/01
(C)石川伸明 ISHIKAWA Nobuaki 2005-