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【最重要人物】
●ジョン・フューリー・ザカライアス(通称ジェントル)
天才的な贋作画家。容姿端麗にして三十代の若さで女に大いにもてる男。
実はイマジカの”見えざる神”ハペクサメンディオスの息子にして、偉大なる魔法の天才マエストロ・サルトリ。
二百年前、彼は多くの有力なパトロンを持ち、偉大な魔法を成そうという野心があった。それは地球と他の圏との間に通路を通す融合をなすことだった。その魔法は何故か失敗し、結果として第五圏と融合されし他の圏との間にあるイン・オーヴォから怪物を呼び出し、多くの犠牲者を出すことになる。さらにこの時彼は、ジュディスの複製を創り出すという魔法を行うときにもある失敗をし、当時のゴドルフィンに糾弾される。彼はこれらの失敗の苦痛から逃れるために、記憶を十年毎に始めなおす術をパイにかけることを命じる。勿論魔法の力も忘れる。
二百年後の今、融合の機会が再び訪れる。彼は自分では知らずに融合の旅に出ることになる。旅の過程でだんだん自分を思い出して行くのだ。
●ジュディス(ジュード)(ジュディ)
ジェントルの昔の恋人。その美貌でたくさんの男が彼女を求める妖婦。
実は二百年前、マエストロ・サルトリの魔術の創作になる女性。当時彼女は、ゴドルフィンの愛人であった。それを欲しいと思ったジェントルにより、ゴドルフィンは複製を創るという陰謀に乗る。彼女もジェントル同様十年毎に新しく人生を生きることになるが、ゴドルフィンの一族に対して何らかの糸が結びついている。
●パイオパ(パイ)(ミスティフ)
ユーレテメック族。ミスティフというのは、種族の中でも一世代に一人だけ誕生するといわれる。めったに生まれないめずらしい能力を持つ、稀な存在である。個別の性別をもたず(両性具有)、彼を見る者の潜在意識にあるヴィジョンを具現する能力があるのだ。相手の欲望に応じた役割を演ずるとか、理想の天使ともいうべき能力。もともとは第一圏の住民であるが、ハペクサメンディオスにより放逐された。
【要注意人物】
●独裁者
イマジカの支配者。彼はマエストロがジュディスを創り出す際に、偶然の過ちから出来てしまったコピーである。いわばジェントルの影の部分にあたる人物で、その容姿はまったくジェントルと同じなのだ。彼の野心がイゾルデレックスを創り出した。
●クワスワー
独裁者の妻。彼女はジュディスとまったく同じ顔をしている。ジュディスのオリジナル。
●ハペクサメンディオス
イマジカの〈見えざる神〉。第五圏で力をつけイマジカじゅうをを駆け抜けるとき、すべての女神を殺してしまった。ダウドを使わし、セレスティンを拉致して、第一圏の自分の都市で彼女を犯す。
●セレスティン
〈タブラ・ラサ〉の囚われ人。ハペクサメンディオスに犯され狂い、ロクスボロによりタブラ・ラサの地下深くに囚人として閉じこめられる。ジュディスが他の圏から得た青い石で魂を飛ばしたときに発見される。セレスティンの子が偉大なるマエストロ・サルトリでありジェントルである。
【イマジカの女神】
三角州の三姉妹。
●ウマ・ウマガマギ
ハペクサメンディオスにより”かなめ石”の中に封印されている。
●ティシャルーレ
チェアミセットの揺籃、沖合いに島のある内海。その凝結した波の中に囚われている。
●ジョカレイラ
ジョカレイラ山脈でハペクサメンディオスにより氷の中に囚われてしまった。
【第五圏(地球)の人物】
●チャーリー・エスタブルック
ジュディスの前夫。ゴドルフィン家の長男であるが、情緒不安定ということでタブラ・ラサのメンバーになれず、弟のオスカーがそれを継いでいる。ジュディスに溺愛し離れていった彼女に対して愛するが故に殺し屋を差し向ける。
●チャント
周旋屋。もとサルトリの召使い。彼は解放を願っていたが、彼を召喚した本人がいないため放浪するほかない身なのだ。彼はダウドに見張られていた。彼はダウドに脅され、殺し屋がユーレテメック族でミスティフだと喋ってしまう。ダウドに殺される。
●オスカー・エズモンド・ゴドルフィン
エスタブルックの弟。〈タブラ・ラサ〉の一員。所領に第五圏から第二圏に抜ける輪がある建物(隠遁所)を持っている。それを使用して、他の圏のものや地球の産物を商いする。ジュディスに会ったとき運命的なものを感じる。
●クトゥナー・ダウド(ダウド)
ゴドルフィンの使用人。人間の姿はしているが人間ではない。ハペクサメンディオスの命令で女を神のもとへつれていったこともある。芝居をこよなく愛するし、彼の行動も芝居じみている。
●マーラン
ジュディスの現在の恋人。
●チェスター・クライン
ジェントルの友人。ジェントルの贋作画家としての能力を高く買っている。
●クララ・リーシュ
〈タブラ・ラサ〉の元メンバー。タブラ・ラサの地下の秘密の部屋にある膨大な蔵書を整理中、セレスティンの意識を感じ、そのあまりの強烈さに発作を起こし三日間発見されなかった。セレスティンを探すジュディスを見つけ手を貸すがダウドに殺されてしまう。
●テイラー・ブリッグス(テイ)
ジュディスとジェントルの友人。クレムの愛人でもある。クレムの献身的な看病にもかかわらず逝ってしまうが、ジェントルを助けるために霊としてクレムのもとに戻ってくる。
●クレム
ジュディスとジェントルの友人。心優しい性格。テイラーの死後は、ホームレスを助ける仕事を始める。
●マンデイ
ホームレスの十六歳位の少年。絵が達者でジェントルについてくる。
●リトル・イーズ
イン・オーヴォから来た生き物。独裁者の命令でギャマット・ストリートの屋敷にて、ジェントルの融合を阻止する役目を与えられる。
【秘密結社〈タブラ・ラサ〉のメンバー】
二百年前、魔法とそれに付随するパワーを粛正するためにロクスボロにより結成された。今では、その子孫がその任に当たっている。
●ジャイルズ・ブロクサム
●ヒューバート・シェイルズ
●アリス・ティリット
●ラオネル・ウェイクマン
●シャーロット・フィーヴァー
●マサイアス・マギャン
【第四圏の人物】
●ロイタス・ハマヨック
第四圏の街ヴァネフの立法者。
●ティック・ロウ
第四圏ヴァネフに住む降霊者。マエストロ。
●エフリート・スプレンディッド
第四圏ビアトリックス村の少年。
●コークシアル・タスコー
隠者。【第三圏の人物】
●スコピーク
第三圏リヒンビーの神学者。マエストロ。
●ナジャップ大尉
政治犯収容所の所長。
●エイピング軍曹
ナシャップの部下。日曜画家。軍務に忠実なあまり娘を犠牲にしている。
●ハザー
エイピングの娘。霊感があるためにナジャップ大尉の眼から隠されている。”揺籃”の中に居る女神ティシャルーレを感じている。
【第二圏の人物】
●アサネイジアス
第二圏ダース族の聖職者。マエストロ。禁じられている女神を信奉する。
●ペカブル
第二圏イゾルデレックスの商人。ゴドルフィンの商売仲間。
●ホイ=ポロイ
ペカブルの娘。寄り眼の少女。
●ローゼンガーテン
独裁者の腹心の将軍。
●コンキューパセンシア
クワスワーの侍女。
●チッカ・ジャッキーン
第一圏の圏境に住む修道士。本当の名はルーシアス・コビット、二百年前は十七歳でマエストロの信奉者。後にジェントルは彼をマエストロとして融合に参加させる。
【その他】
●ロクス・ボロ
マエストロの有力なパトロンのひとりだったが、融合の失敗から、妹を亡くし秘密結社タブラ・ラサを作り魔法の粛正を始める。彼も彼の息子も謎の死をとげその意志はタブラ・ラサのメンバーによって維持されることになる。
■イン・オーヴォ
”融合せし圏”と第五圏の間にある場所。自らの世界から飛び出したものたちが閉じこめられている。偶然そこの入ったものたちは無害だが、罰として送りこまれたものもいて、大変危険なのだ。おぞましい姿の怪物や、凶暴な生き物、使用人として仕えるものもいる。
■オヴィエイト
イン・オーヴォから召喚された生き物。
■第五圏から”融合せし圏”への移動・輪(モザイク)・力を持った石を並べる
「メカニズムは完全には理解出来ないが、どんなものでもそれに翻訳できる共通言語のようなものだそうだ。そして魔法のすべてのプロセスがこの翻訳にかかわっている。ほとらび物質と魂が同じ言葉で表されれば、人は他者にさまざまな方法で影響を与えることができる。肉と骨は変形され、物質的存在を超越することが可能になり移動できる」
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