<ターン・ザ・ページ海賊版>
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<SF&ファンタジーPart.1>
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題 名●闇の公子 タスキ●まだこの世が平らかだった頃、地底に筆舌もおよばぬほどの妖しさと魔法に満ちた妖魔の都があった。奇怪な獣や小人、そして悪霊が徘徊するこの都は、人々には闇の源として知られていた。とりわけ、人々はこの地を統べる者を妖魔の中の妖魔、すなわち闇の公子アズュラーンとして恐れていた。何故なら、彼の出没するところ血の流れぬためしはなく、その言葉を耳に貸す者に災いのふりかからぬことはなかったからだ……。闇の公子が人界に仕掛ける残虐非道な夜の御業の数々を、女流ファンタジストの旗手がオムニバス形式で語る珠玉のファンタジィ! メ モ●色や材質感描写部分の感性が凄く冴えている。また語り口の妙は「千夜一夜物語」を思い起こさせる。キャラクターは女性好みの超美形。同じタニス・リーの「惑乱の公子」(FT89)では、この闇の公子アズュラーンが、なんと恋の狂気に取りつかれようとするから、これまたきわどい面白さがあるのでお奨め。キャラクターのすることが予想できない面白さがたまらない。読者はそのキャラクターに翻弄されてしまい、ついのめり込んでしまう語り口がうまい。
題 名●ゲイルズバーグの春を愛す タスキ●由緒ある静かな街ゲイルズバーグ。この街に近代化の波が押し寄せる時、奇妙な事件が起こる……古く美しきものをやみくもに破壊する”現実”を阻止する”過去”の不可思議な力を描いた代表作他、死刑囚が独房の壁に描いた絵の意外な出来事を語る「独房のファンタジア」、骨董品の机の中にしまいこまれていた手紙が取り結ぶ、現代の青年とヴィクトリア朝時代の乙女とのラブ・ロマンスを繊細な筆致で綴った「愛の手紙」など、甘く、せつなく、ホロ苦い物語の数々を、ァンタジィ界の第一人者がノスタルジックな旋律にのせて贈る魅惑の幻想世界! メ モ●本作品はゲイルズバーグという街の短編集ではあるが、このロマンは心に染み渡る美しさがある。僕は「愛の手紙」が特に気に入っていて、読んでいてつい涙が溢れてしまった。いつの世にも不滅なるは「愛」でしょう!こういう胸を締め付けられる思いはどんな時代でも持ち続けたいもの、人間らしさを感じる味わい深い作品。
題 名●竜の冬 タスキ●恐るべき〈竜の冬〉がやって来る!森の動物たちは、さわやかな微風の中にもすでに多くの前兆を感じていた。だが、〈竜の冬〉とは何を意味するのか?それはたんなる長くきびしい冬なのか、それとも何か途方もない怪物なのであろうか……?不安を胸にカワウソをリーダーとする小動物の一行は、森の主古老グマの助言を求めて旅に出た。だが、時すでに遅く、かれらには北国の殺し屋オオカミの毒牙が迫っていたのだ……! メ モ●動物が主人公の冒険物です。難しい理屈などなく、主人公の性格もわかりやすくなかなかいい味をだしています。
題 名●西方の守護者(マロリオン物語)シリーズ タスキ●ガリオンは邪神トラクを倒して、真のリヴァ王になった。これで〈予言〉は成就された、と誰もが信じて疑わなかった。ガリオンはセ・ネドラ妃の夫として、また王として国と民を治め、かたや不思議な少年エランドはベルガラスやポルガラと共にアルダー谷で幸福な日々を送っていた。そして二年の歳月を経たある日、ガリオンとエランドの頭の中で予言の声が響いた――「ザンドラマスに気をつけよ!」だが、果たしてザンドラマスとは何か?答えを求めて、ガリオンは『ムリンの書』をひもとくが……〈ベルガリアード物語〉に続く新シリーズ、遂に開幕 メ モ●前シリーズ〈ベルガリアード物語〉も面白かったが、キャタクターの心憎いまで性格づけがこちらの方がより洗練されていて楽しめる。追求の旅をいかに面白くするかはこのキャラクターの出来にかかっていると思う。僕はベルガラスとポルガラという、二タイプの絶妙な掛け合いをする魔法使いが大好きで、年中言い合いをしている世間臭さと、咄嗟の場合の決断、それぞれキャラクターの性格にマッチした動物に変身する所が気に入っている。飽きないシリーズ。
題 名●テイルチェイサーの歌 タスキ●ぼくの名はテイルチェイサー。偉大なる猫一族の末裔。これといった取柄もない平凡な猫。そんなぼくに大きな異変がおとずれた。ほんの何日かの間に愛しい雌猫ハシュパットを含む数匹の仲間が、前ぶれもなしに行方をくらましたのだ。集まった長老たちは自力で解決する方法を見いだせない。業を煮やしたぼくは、ひとりハシュパッド探索の旅に出ようと決心した。だが森へ足を踏み入れたぼくを待ち受けていたのは、地上制覇をもくろむ邪悪な存在だった……伝承の歌に彩られた猫族の世界を舞台に若き英雄の成長をみずみずしく謳い上げる傑作冒険譚! メ モ●やはり猫のキャラクターが嬉しくなってしまう位よく描けています。猫集会とか猫族の感情とか、些細な猫の仕種とか、なかなかに猫好きにはたまらない要素が心憎いほど詰まっています。まさに猫的物語というべき作品でしようか。 |