<ターン・ザ・ページ海賊版>

<SFF1> <SFF2> /<SFF4> <ネタバレSFF>


<SF&ファンタジーPart.3>

題 名●キルリアンの戦士(クタスター・サーガ)三部作
作 者●ピアズ・アンソニイ
出版社●早川書房 ハヤカワ文庫 SF945

タスキ●時は24世紀。天の川銀河ソル星圏に、中心部の星圏から使者が訪れた。アンドロメダ銀河が天の川のエネルギーを盗もうとしており、これを阻止するためには各星圏が連合を結成して、敵工作員を発見する必要があるという。この急報の伝令に選ばれたのが、天の川最高度のオーラの持ち主フリント。かくして惑星さいはてのフリントは、オーラ転移による星間旅行に旅立った!

メ モ●〈魔法の国ザンス〉でおなじみの作者によるSF。三部作ともキルリアン・オーラが共通ではあるが、主人公は変わる。しかしこの面白さはいったい何だ!エピソードの連続といった語り口は、R・P・Gゲームのイベントのように意外性があり、実に楽しませてくれる。人間の視点だけでなく、異星人の中に入っての描写が魅力的。異文化及びそのセックスを扱い、特異な感覚の世界にイメージを重ねるような鮮烈さがあると思う。

 

題 名●銀色の恋人
作 者●タニス・リー
出版社●早川書房 ハヤカワ文庫 SF725

タスキ●シルヴァー・イオナイズド・自動制御・人間型・エレクトロニック・ロボット―エレクトロニック・メタルズ社が試作した精巧仕様型ロボットのひとつ。とび色の瞳に赤褐色の髪、銀色の皮膚をしたシルヴァーはギターをつまびき、ありとあらゆる歌を紡ぎだす。ひとびとはデモンストレーション中のかれの歌をきそって聴きたがった。だが、たったひとつだけ、エレクトロニック・メタルズ社にとって誤算が生じた。人間そっくりのシルヴァーに恋する少女が現れたのだ……近未来を舞台に、情感豊かに描きあげる、少女とアンドロとのSFラブロマンス!

メ モ●愛をここまで見つめるというストーリーが良い。いつの世のいつの時代にも人間である限り存在して欲しい”愛”、それだけで十分であり、語っても、語っても語り尽くせないテーマである。

 

題 名●竜の戦士(パーンの竜騎士)シリーズ
作 者●アン・マキャフリイ
出版社●早川書房 ハヤカワ文庫 SF483

タスキ●色とりどりの竜にうちまたがり、竜騎士は惑星パーンの空を駆けめぐる。かれらが迎え撃つは、変則軌道をめぐりつつ周期的にパーンに近づく邪悪の星からの侵入者、糸状の胞子生物だ!だが炎を吐いて奮戦するかれらの戦いも今度ばかりは旗色が悪い。平穏な四百年の間に、パーンの人々は竜と竜騎士の役割をもはや忘れ去っていた。竜の住む大巌洞への納税義務はないがしろにされ、竜も竜騎士も衰亡の一途をたどってゆく……そうした時に、糸胞襲来の予兆として竪琴弾きの歌に語られる”赤ノ星”が出現したのだ!

メ モ●このシリーズは本編だけでなく外伝がなかなかに面白い。いずれも竜の個性がすごく冴えて描かれている。まるで読者にとって竜が身近かに存在するような位現実感がある。また人間のキャラクターも多彩で明確であり、敵がはっきりしているので解り易い分キャラクターや竜や環境に入りこみやすと思う。物語とキャラクターを楽しめる作品。

 

題 名●サンダリング・フラッド
作 者●ウィリアム・モリス
出版社●月刊ペン社 妖精文庫

タスキ●運命に引き離された少年と少女は?サンダリング・フラッドに隔てられながらお互いに心ひかれているオズバーンとエルフヒルド。やがて、オズバーンは勇敢な戦士に成長していくが、ある日、エルフヒルドはよこしまな商人によって連れ去られてしまう。オズ・バーンは、彼女を求めて遍歴の旅に出る……。

メ モ●この作品には、すっかり感動し、涙がでて困りました!!旅の間にお互いに少年・少女からだんだん大人へと成長して行くのですが、想いはどんなに遮るものがあろうとずっと変わらない!!

 

題 名●スペルシンガー(スペルシンガー・サーガ)シリーズ
作 者●アラン・ディーン・フォスター
出版社●早川書房 ハヤカワ文庫 FT173

タスキ●ジョン・トムはエレキギターが趣味の大学生。ある夜マリファナアでトリップしていたはずが、ふと気づくと、ロビン・フッドそっくりの格好をして言葉を話す動物たちが暮らす世界へと転移していた。その世界の魔法使いのカメが、迫りくる悪を一掃するためにジョン・トムを呼び寄せたのだ。動物たちをお供に連れ、ギターを魔法の楽器に持ちかえて、ジョン・トムの大冒険が始まった!――抱腹絶倒の傑作ユーモア・シリーズ開幕

メ モ●ジョン・トムときたらしょうもないキャラで情けなくなっちゃうが、ブッとぼけたカワウソのマッジがチンピラっぽくていい。敵と戦うのは鍛えられた鋼鉄の剣ではなく歌が魔法のスペルになるという、この手の物語ではなんとも不安定?な武器であることが面白い。ビジュアルに観せ、音楽で聴かせるといった見せ場ありの洒落たギャグがなんとも滑稽。シリーズ毎にキャラクターの魅力がどんどん増すし、話のほうもかなりぶっ飛んだ展開を見せる。ジョンの奏でる唄には結構知っているものが出てくるので、余計に可笑しい。ジミヘンやビートルズ、ビーチボーイズ何でもありで、敵の魔法使いと戦うのだから、ライヴのバトルというところか。


☆海賊☆