Last Update : Nov.23,2003


歴史的文化遺産を生かしたまちづくり
子供たちに残そう
仙洞御料屋敷

旧庄屋屋敷保存活用会

連絡先:〒564 吹田市内本町2-15-11
TEL : 06-6381-0001 / FAX : 06-6381-7311


平成15年9月1日

『西尾邸』の保存決定!

このホームページを訪れて頂く皆様には、一方ならぬお世話様になり、有り難うございます。お蔭様で、平成15年9月1日を持ちまして、「西尾邸」の保存が決定いたしました。

平成8年、保存活用会発足以来、吹田市に「西尾邸の屋敷構え全体」の保存活用を訴えて参りました。その間阪神大震災もあり、ほとんど実現は困難と思われた頃もありましたが、皆様のご支援で「西尾邸」も、保存活用会も全国に知られる事となりました。近年になり、吹田市、国税、近畿財務局の協議が重ねられ、「西尾邸」保存の運びとなりました。その結果、吹田市が国から「西尾邸」を借り受け、同市が管理、保存活用する事となりました。平成17年春に「旧西尾家住宅」として公開の予定です。

これも一重に皆様のご支援、ご協力の賜物と関係者一同感謝いたしております。

平成17年春までの公開までは、一般の見学は出来ません。その間は建物の調査研究など予定されています。

今後、私共保存活用会は「西尾邸」がより良く保存活用される様に関って行きたいと思っていますので、尚一層のご支援、御指導をお願いいたします。

なお、このお祝いとして、12月4日に「西尾邸保存決定祝い」のコンサートをいたしますので、皆様お繰り合わせの上、お出かけ下さいますようにお願いいたします。


大阪楽座事業

音楽の架橋〜歴史ある和風近代建築での国際交流

frifot(フリーフォート)

[ 演奏 ]   フリーフォート(From Sweeden)
フリーフォート メンバー紹介 オープニング・アクト
アレ・メッレル (マンドラ、笛各種 他) 大森ヒデノリ(フィドル)
ベール・グッドムンドソン (フィドル、バグパイプ 他) 赤沢 淳(ブズーキ)
レーナ・ヴィッツレマルク (ヴォーカル、フィドル 他) 岡崎泰正(ギター)
[ プログラム ]  
スウェーデンのフォークソングや「ポルスカ(Polska)とよばれる同国特有の舞曲を中心に構成。アコースティックアンサンブルによる爽やかなコンサートです。
開催日時 2003年12月4日(木) 19時から(18時30分開場)
場 所 旧仙洞御料庄屋屋敷  西尾邸
主 催 旧庄屋屋敷保存活用会
協 力 Harmony Fields
入場料 当日 2500円    前売り 2000円 (全席自由)
お問合せ 旧庄屋屋敷保存活用会  TEL / FAX : 06-6381-7311(月・水・金 13:00〜17:00)
  Harmony Fields  TEL:0742−41−9027 Email : info@harmony-fields.com

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『アサヒグラフ』(1997/2/21号)記事 豊かな建築文化を伝える屋敷
第4回 石笛の会 演奏横澤和也氏 会員&ボランティア募集

 

詳細は旧庄屋屋敷保存活用会にお問い合わせください。(※周辺地図はこちら


 吹田市は古くから京の北山、宇治の槙島、難波の天王寺とならび称された景勝の地であり、水陸の要衝として、京都・大阪・江戸の三都の歴史文化の影響を色濃く受けてきた地域です。
 現在でも市域中南部を中心に歴史的な街並みが点在し、当市に独特の安らぎ、うるおい、文化的な深みを与えています。

 同屋敷は、約1400坪の広大な敷地の中に、江戸時代の仙洞御料(せんとうごりょう。上皇の領地)の庄屋を代々務めた歴史と格をしのばせる壮大な「主屋」、茶道藪内流・燕庵(えんなん。重要文化財)の写しの「茶室」、関西近代建築界の第一人者・武田五一博士設計の「離れ」、藪内流十代休々斎と節庵合作の「庭園」、「蔵」などがあります。
 それぞれの建物がもつ建築的価値と共に、この地方の旧家の屋敷構えを完存している貴重な屋敷であり、現在も風格ある歴史的街区を形成しています。現在でも市域中南部を中心に歴史的な街並みが点在し、当市に独特の安らぎ、うるおい、文化的な深みを与えています。
 また、歴史的にも近世以降、さまざまな時代の文化の育成、文化情報発信基地的な役割を果たしてきた屋敷です。

 近年、各所で豊かさの質が問われるようになりましたが、私達も「個性豊かな文化と魅力あるまちづくり」のために、吹田の歴史文化を物語る市民共有のかけがいのない貴重な文化遺産として、同屋敷の保存・活用の支援に取り組んでいきたいと思います。


主屋 明治28年(1895)上棟、木造2階建ての壮大な建物。江戸時代に府内最大の仙洞御料の庄屋を代々務めた当時の面影を残す数少ない貴重な建物。主屋を建てた11代当主は茶道藪内流の奥義を極めた茶人で、数寄者の生活が建物にも反映されている。近代以降さまざまな文化交流・育成の場として地域に開放された。加賀蒔絵師として有名な神戸雪汀(かんべせってい)も当家の執事であった。天才音楽家貴志康一が生まれ、幼少の頃よく遊んだ建物でもある。
茶室「積翆庵」 藪内流10代休々斎の指導で明治26年(1893)に建てられた。本席は古田織部の好みを伝える茶室で、京都・藪内家を代表する名席「燕庵(重要文化財)」の写し。その他に「雲脚席の写し」もある。「燕庵の写し」は皆伝を授かった者のみが建てることができた。
離れ 京都帝国大学本館などの設計で有名な武田五一博士の作品。大正15年(1926)上棟、木造平屋建て。当時、西洋で新しく興りつつあったアールヌーボー、セセッション様式に茶室の美を重ねた和洋折衷の試みが、サンルーム付きの応接間やビリヤード室などにみられる、同博士の貴重な住宅作品。
江戸時代の仙洞御料庄屋時代に使用された米蔵をはじめ、3棟の蔵がある。
庭園・露地 当時、築庭の技では全国的に名声の高かった藪内流10代休々斎と節庵合作。明治26年(1893)庭造。露地を基調とした書院庭園で、近代庭園史上、貴重な事例といえる。
温室 東大農学部卒の12代当主は遺伝植物学にも造詣が深く、地下にボイラー設備のある本格的な温室の一部が残っている。日本の植物分類学の草分け的存在である牧野富太郎博士も指導のためにたびたび温室を訪れ、また地元小学校の先生方の指導も行っている。
防火水槽(プール) 戦時中、地域のためにつくられたが、一時、プールとしても地域に開放された。

 当会では、個性豊かな歴史文化を守り、育んでいくために、市民共有のかけがえのない歴史文化遺産として、同屋敷の屋敷構え全体を現地保存し、市民の文化交流の場として活用することを目指した活動を行っています。
 現在、同屋敷の保存活用の価値を広く多くの方々にご理解いただくために、主屋を中心に多彩な文化交流の場として公開・活用しています。各種イベント、見学会の他、保存活用の調査研究、署名活動なども行っています。これらの活動は多くのボランティアの方々により支えられています。今後とも、より多くの皆様のご支援・ご協力をお願いいたします。

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